皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
国立成育医療研究センター(東京都世田谷区)が26日公表した新型コロナ流行の影響調査(昨年12月実施)によると、うつ状態になった場合、中学1年生の36%が「誰にも相談しないで自分で様子を見る」と答え、2年生は34%、3年生は35%で、小学生では5年生23%、6年生28%となり、多くの子どもが問題を自分で抱え込んでしまう傾向が見られたそうです。
調査は、全国の小学5年~中学3年生に調査票を郵送し、約2400人から有効回答を得たそうですが、まず、つらい気持ちや体のだるさ、不眠といった典型的なうつ症状を示している子どもに関する文章を読んでもらい、その事例についての対応は、全体の95%が「助けが必要な状態である」と回答があったそうです。
つまり、この時点で、うつに対する一定の理解が出来たわけですが、そのうえで、自分がそのような状況になった時に、どのようにするのか、との質問への回答が、冒頭の数値です。
35%前後の子どもたちが、「相談しない」と回答を寄せたわけですが、「なぜ、相談しないのか」の理由が示されていません。
ただ、「様子を見る」だけなのか、「そのうちに何とかなる」と考えたのか、よくわかりません。
同センター研究所の調査では、小学生の9%、中学生の13%に中等度以上のうつ症状が見られたとのことですが、症状が重いほど「相談しない」と答えた割合が高かったそうです。
同センター研究所の森崎菜穂部長は「新型コロナが流行する中、うつ症状が重いほど悩みを自分から言い出せない傾向が明らかになった。保護者や学校の先生など周囲の大人がSOSのサインにいち早く気付き、子どもの心の問題に対応できる医師らにつなげてほしい」と周囲の大人に注意を呼び掛けています。
どのような病気でも、いち早く異変に気付き医師に繋ぐことはとても重要ですね。
ただ、シカリさんの経験から「異変」に気づくのは、なかなか難しいと言えます。
以前の記事に書きましたが、山ノ神もうつで苦しんでいますが、初めて症状が出たのは平成22年のことでした。
『元気がないな~』『あれ、起きるのが遅いな』とか、最初は、ちょっとした疲れ、気分の落ち込みぐらいにしか思いませんでした。
そのうちに、悲観的なことや自分を責めるようなことばかり口走るようになってきました。
で、シカリさんがやったことは、「そうじゃないよ」と励ますことと、コマーシャルで見る『元気が出るサプリ』を買ってあげること。^^;
良くなるはずもなく、どんどん、落ち込み、ついに、起きることが出来なくなりました。
その時点でも、どうすることも出来ず、右往左往。
二か月ほど過ぎたころ、やっと、「病院に行こうか」と言ったのですが、山ノ神は、拒否。
当人は、当然のごとく「病院」は「精神科」と言うことを理解していて、それで「行きたくない」と主張したのです。
それで、さらにウロウロした挙句、民間病院で心療内科を扱う病院での診断を勧めたのですが、これは受け入れてくれました。
そこで、あっさり「うつですね。ちゃんと、精神科の受診をしなさい。」とのご指示。
さすがに、山ノ神もこれには従わざるを得なくて、数日後に総合病院の精神科を受診しました。
と言っても、安心はできません。
頂いた薬が本人に合わないことがあるんです。(ちゃんと症状を申告できていれば、そういうこともないのでしょうが)
そんなこんなで落ち着くまで、5カ月はかかったでしょうか。(苦労した割には、シカリさんの記憶は、いい加減なものです。)
でも、その後も数年おきに症状が出て、受診と薬の服用は欠かせない状況です。
いち早く気付き受診を薦める。
これは、とても重要です。
でも、受診を家族や本人が嫌がる場合があります。
理由は、精神的な疾患への偏見の存在。
昔ほどではないにしても、まだまだ偏見が残っています。
今でも、山ノ神はワシに、「私を精神科に連れて行くのは恥ずかしいでしょうね。すみませんね。」と言ったりします。
でも、シカリさんは恥ずかしくもないし、面倒でもない。
そのことを伝えても、なかなか、納得できないようです。
シカリさんは、偏見を解くには時間が必要と思うので、説教がましいことは言いません。
雪が解けるように、心の片隅にある偏見が解けると良いんじゃないかと思います。(ただ、集団で差別する行為とは、戦います。)
社会全体が、「病気なんだ。大変だね。」と普通に受け止めることが出来るようになることが大事かなと思います。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
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<3月28日の誕生花>
花言葉:謙虚、謙虚な恋
<この画像は、シカリさんが栽培しているエビネを映したものです。>