「希望する国民全員に11月までには」と、あれほどホラを吹いたのに、ワクチンがない。
『3月中には医療従事者にワクチン接種を終え、7月中には高齢者、全ての希望する国民に10月から11月までには接種を完了する。』
などとホラを吹いていたけど、医療従事者の接種が終わったのは、ついこの前。高齢者については果たして7月中の接種が終わるのやら、雲行きが怪しい。
そんな中で動き出した職域接種。
様々な方法で接種が進むことは良いことです。
ところが、制度設計がグダグダ。
さんざんなのが、国の言葉を信じて接種体制を組んでいた事業所や自治体。
全ての混乱と批判を一身に受けて、それでも、次のワクチン入手に合わせて計画を組みなおさなければならない。
これほど計画性のない政府も珍しいだろうね。
思い付き、身内優先、風次第で方針転換、徹底しているのは秘密主義。なにせ、自分たちの無能を明らかにされたくないもんね。
ところで、職域接種の過程で、過大なワクチンの確保と言うのが話題になりましたけど、そんな馬鹿な、と思っていたら、下記の記事の中に出て来る企業・アプリ運用会社「スマートニュース」は社員400名なのに、5000人分のワクチンを確保して、地域の方への接種を行ったというから、なんだか怪しいね。
ワクチン接種は、2回打つわけだけど、打ち終わっても効果が持続するのは1年未満とか。
となると、次の接種の呼びかけを自治体が行う際に、接種完了台帳とか一元化していないで、うまくいくのでしょうか。
あくまで、国民の自己管理なんでしょうか。
さらに、そうした事態はあってほしくないが、先々、ワクチン接種が原因とみられる何らかの病気あるいは障がいが出てきた場合、その保証の根拠は、どうなるんでしょうか。
接種を受けた企業や学校から接種証明を国民自らが貰って来ないといけないのでしょうか?
はたして、先々まで企業などが接種台帳を管理してくれるのでしょうか。
まあ、心配は尽きないですね。
官僚が金儲けだけを考える時代、政治家が金儲け・票取りしか考えない時代、国民を守ってくれるのはいったい誰ですか?
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ワクチン届かず……京都の病院「突然の通達に困惑」 予約キャンセルで「市長と相談せい!」「納得いかない」怒りと落胆
日テレ、7/3(土) 17:35配信
新型コロナウイルスワクチンで、企業が自治体と協力して夜間の接種会場を設けるなど工夫が続く中、供給不足が深刻化しています。自治体むけは希望量の3分の1で、未承認の企業・大学向けは8月以降に。予約キャンセルに遭った人からは怒りの声が上がります。
■「夜間接種」区外在住でも接種OK
渋谷区とアプリ運用会社「スマートニュース」が協力して始めた、夜間の新型コロナウイルスワクチン接種が2日夜、区内で行われました。約500人が接種を受けましたが、社員や区民だけでなく、渋谷区で働く人や買い物客らも、予約した上で接種することができます。
世田谷区民(20代) 「今までゆかりのある会社ではなかったので、非常にありがたいですよね」 千葉県市川市民(50代) 「高齢の父と同居していますし、私が唯一、都心まで出勤しているので、ほっとしています」
■河野大臣 自治体むけワクチン「希望量の3分の1」
接種を進めようと工夫が続く中、河野ワクチン担当相は、現在承認の連絡が来ていない企業や大学へのワクチンについては、8月の1週目から順次配送する予定と明らかにしました。会見で「今確認ができていない会場について、7月中に接種を始めるのは、非常に難しい状況になっております」と説明しました。 政府関係者によると、申請された約5200会場のうち、半数ほどが未承認だといいます。
さらに、河野大臣は自治体むけについて「供給量が希望量の3分の1でございますので、希望量の配送というのはできません」と述べました。
■「納得いかない」予約キャンセルに
その影響を受け、京都市の堀川病院は、「新規の予約申し込みは停止いたします」「一日も早く接種いただけるよう取り組んで参りました矢先の突然の通達で大変困惑しております」などとホームページで周知しました。 理由は、京都市から届いたワクチン不足の知らせだといいます。
堀川病院の山田事務長は「『ワクチン接種のスピードが国の供給量を大きく上回っている中で、不足する状況に至りました』と(いう内容でした)」 これまでは週に420回分のワクチンを受け取っていましたが、来週からは120回分に減らされることに。そのため、予約をしていた人にもキャンセルをお願いしているといいます。
山田事務長 「(キャンセル対象が)270人おられまして、昨日と今日で全員の電話連絡を行っています」
岩本乃蒼アナウンサー 「予約されていた方の反応はいかがですか?」
山田事務長 「全員落胆されております。『市長と相談せい!』みたいなことを言っておられる方もおられますし、『納得いかない』という方ももちろんおられますし。見通しが立てば、キャンセルした人の怒りも半減すると思うんですよ」
■知事ら「重点配分」を国に要望
ワクチンをめぐっては、東京・神奈川・埼玉・千葉の1都3県の知事は、「今後のワクチンの配分計画に懸念がある」として、感染リスクの高い地域に重点的に配分することなどを、国に対し共同で要望しています。 大阪府の吉村知事は、河野大臣や菅首相に面会。河野大臣には「できるだけ早くワクチンを供給していくことが国家的に必要ではないか」と伝え、感染が広がりやすい地域に集中的に供給するよう求めました。 (7月2日『news zero』より)