右翼の皆さん、自民党菅内閣は国民に『天皇の言葉は、こうして無視しろ』と教えているけど、抗議はしないのか?
いや~、あの宮内庁長官の会見のあとの加藤官房長官や菅総理の統一見解には笑わされましたよ。
「長官ご本人の見解を述べたと、このように理解しています」
国民の誰ひとり、そんな受け止めはしていないし、自分たちも天皇の意向が働いていることは重々承知のうえで、あのような見解を述べるとは、随分思いあがったもんだよ。
もちろん、天皇が政治的発言が出来ないことを知ったうえで国民は理解していると思う。
さて、日ごろ熱心に天皇制を唱えられている右翼の皆さん、この菅内閣を許せますか?
自民党本部や首相官邸への街宣車での抗議行動はしないのですか?
するわけないですよね、右翼の皆さんの雇用主みたいなもんですからね。
さて、普通の国民の皆さん、菅内閣の「スルー作戦」をどのように受け止めましたか?
ワシね、天皇の言葉と捉えなくても、一人の国民の心配の声と捉えても、人間味のある、国民に責任を持つ政権なら何らかの誠実なコメントをすると思うんですよね。
間違っても、「安心安全に開催しますからご心配なく」などとは言いませんね。
この政権にとっては、何ら具体的な展望がなく、対策がなく、場当たりだから、質問にも答えられないし、答えようとしない。
酒の販売を一転して認めないとした決定が、実は、スポンサー側からの提言で決められたことを見ればハッキリしますね。
危機管理能力ゼロ。
IOCとスポンサーへの忖度心でしか動いていない。
あ、こんなクズ政権の動きを推測しても興味はわきませんよね。(たまには、付き合ってくださいよ)
ところで、天皇は、なぜ、あのような行動(宮内庁長官を通しての心配の発信)したのでしょうか。
どうも、その裏には数か月にわたる内閣との暗闘があるようですね。
それは、オリンピック開会式での天皇の開会宣言。
『オリンピアードを祝い・・・』
天皇は、日ごろから専門家を招いての勉強をされていて、様々な分野に造詣が深いとのこと。当然、新型コロナに関する知識も情勢に関する情報も入っているだろう。
そのうえで、自ら『祝い』と言えるのか葛藤があるのは当然だろう。
こうしたゲスの勘繰り以外にも、日ごろから災害に遭われた国民や障がい者などの弱い立場の人に寄り添おうという強い意識が見られる方だから、感染が広がる中でのオリンピック開催で感染がさらに広がることを深く心配されるだろうことは容易に推測できる。
しかし、政治的発言は出来ない、というジレンマの中で、宮内庁長官が「拝察して」意向を発表するという方法を取ることは、自然なことだし、様々なことに配慮した行為だと思う。
開会式での宣言内容についても、宮内庁と内閣の間でやり取りがあっているようだが、無視の連続みたいですね。
自らの言葉と現実の乖離は避けたいと思うのは、誰でも同じですよね。(先の天皇の引退表明の時にも感じたんですが、現在の天皇制と言うのは、罪深いですね。天皇一家の人間性を否定するんですから・・・。文化としては否定しないんですけど・・・)
悩んだ末に、先の行為となったが足蹴にされた。
国民の不安の意向も足蹴にし、天皇の思慮の末の行為も足蹴にする。
実に、立派な独裁者ではないか。
許されない!!
都議選をはじめ全ての選挙で自民党候補者を引きずり降ろそうではないか。
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TBS,6/25(金) 11:09配信
宮内庁の西村長官が「天皇陛下がオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大に繋がらないかご懸念されていると拝察する」と述べたことについて、菅総理は「長官本人の見解」という認識を示しました。
「きのう、官房長官からもそこは会見で申し上げていますように、(宮内庁)長官ご本人の見解を述べたと、このように理解しています」(菅義偉首相)
報道陣の取材に応じた菅総理は、西村長官の発言についてこのように述べ、24日の加藤官房長官の会見のコメントと同様の認識を示しました。
「私どもとしては(宮内庁)長官ご自身の考えを述べられたものと承知をしております」(丸川珠代五輪相)
また、丸川大臣も25日午前、このように述べ、「天皇陛下の懸念」には直接言及せず、西村宮内庁長官の発言は「長官自身の考え」との政府側の認識を踏襲しました。
さらに、記者から「長官が個別の事案に触れるのは異例のことで、コロナ対策を不安視されているのではないか」と問われましたが、丸川大臣は「より安全安心ということを確信していただける環境を作っていきたい」などと応じるにとどめました。(25日11:13)
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天皇とオリンピック 天皇は開会式で開会宣言を読みあげるのか?
河西秀哉 | 名古屋大学大学院准教授6/22(火) 6:00
東京オリンピック・パラリンピックが近づくにつれて、天皇とオリンピックに関する記事がいくつか掲載されるようになった。
たとえば、「天皇陛下 会見での五輪言及ゼロに…『無言の抗議では』の声も」という記事。東京オリンピック・パラリンピックの名誉総裁を務める天皇が、2020年2月の誕生日での記者会見以降、オリンピックに言及することがなくなったと述べ、その理由は新型コロナウイルスの感染拡大にともなって国内で開催反対の声が大きくなり、それを踏まえて「陛下による、いわば“無言の抗議”だった」と述べられる。
また、「高まる五輪開催反対論 雅子さまは『開会式に出席しない』のご決断も」という記事も出た。これも、国民のオリンピック開催反対の声が高まるなかで、皇后が開会式出席を取りやめるのではないかと書かれている。
いずれの記事も、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえて国内でのオリンピック・パラリンピック開催反対の声が高まっている状況に、天皇・皇后が配慮していると主張している。また、そうした反対論に即して、天皇の行動を好意的に解釈しているともいえる。いわば、天皇を反オリンピックの象徴として持ち出しているかのようでもある。
しかし、象徴天皇は日本国憲法の理念上、政治的な行動をすることはできない。自身がどういう意思を持っていたとしても、その行動は憲法に書かれる国事行為は内閣の助言と承認を必要とし、象徴としての公的行為は内閣が最終的には責任を持つ。ここで問題となるのが、オリンピック開会式での開会宣言である。
「オリンピック憲章」の第5章「オリンピック競技大会」に55「開会式と閉会式」という規程があり、その3には次のように書かれている。
オリンピック競技大会は、 開催地の国の国家元首が以下のいずれかの文章を読み上げ、 開会を宣言する。
- オリンピアード競技大会の開幕においては
「わたしは、第 ...... (オリンピアードの番号) 回近代オリンピアードを祝い、...... (開催地名)オリンピック競技大会の開会を宣言します。」
つまり、オリンピック憲章によれば、開会式では開催国の国家元首が開会宣言をしなくてはいけないのである。戦後の日本では憲法や法律に元首の規程はないものの、「天皇は国の象徴であり、さらにごく一部ではございますが外交関係において国を代表する面を持っておられるわけでありますから、現行憲法のもとにおきましてもそういうような考え方をもとにして元首であるというふうに言っても差し支えない」(1988年10月の参議院内閣委員会における内閣法制局による答弁)と政府は述べており、対外的には天皇が元首とされる。
だからこそ、1964年の東京、1972年の札幌では昭和天皇が、1998年の長野では平成の天皇が開会宣言を行った。2012年のロンドンオリンピック開会式ではエリザベス女王が開会宣言を読みあげており、各国の君主が行うことが当然となっている。ここで、現在の状況を踏まえてオリンピック開催に反対だとたとえ天皇が考えていたとしても、それを拒否することはできないのである。
<以下略>