江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

元総務大臣までゾロゾロ接待。日本人は政治家・官僚の腐敗をどこまで許容するのでしょうか?

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あの話は、ナイショよ!


総務省官僚の接待漬けの実態が明るみになり、国会でもにわかに真相究明のための審議へ向けた動きが出てきましたね。

 

そこへ来て、やはりと言うか、元総務大臣がNTTから接待を受けていたことが文春で報じられている。

 

「昔からの友達」「割り勘だった」「割り勘分は返した」「仕事の話はしていない」などなど。

 

農水省に続き、総務省も上から下まで特定企業とズブズブの関係だったことが明らかになったわけだ。

 

そこで、多くの国民は思うでしょうね。

 

「他の省庁は、どうなっているの?」

 

自公政権による長期政権が続き、人事権を内閣が完全に握ったことで、政治家の機嫌さえとれば安泰でいられるという官僚組織の風潮が育まれてしまったのでしょうか。

 

検察は動かない。

 

国会での追及は、圧倒的多数派がウヤムヤにしてしまいそう。

 

結局、国民は煮えかえるはらわたを抱えて我慢するしかないのでしょうか。

 

いや、煮えくり返っているのは、ワシをはじめ少数のものだけ?

 

よくわからない。

 

皆さんは、怒っていなのでしょうか。

 

ワイドショーなどもあまり取り上げない。

 

これから取り上げるのでしょうか。

 

大手マスコミは、文春が調べ上げたネタを使いまわしするだけ。

 

なんと情けないことか。

 

大臣と民間関係者が座を共にすれば、それだけで良好な関係であることを組織上示しているわけで、大臣などトップクラスが仕事の話をしなくても、下々の仕事がしやすくなるのは当たり前のこと。

 

にもかかわらず「仕事の話はしていない」という口実で逃げられてしまう。

 

日本は、放置国家、あ、いや、法治国家なんでしょうか?

 

貧しい生計費の中から、少しずつではあるが税金も納め、国民としての色んな義務も果たしてきたつもり。

 

それなのに、この国家は、特定の人々の思うがまま。

 

ワシらが納めたスズメの涙ほどの税金もそいつらが好き放題に使ってしまう。

 

他の日本国民の皆さんは、なぜ、そこまで寛容なのですか?

 

子々孫々まで恥となるような事態が進行しているのに、どこまで許容するのですか?

 

もういい加減、怒りましょうよ。

 

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内部文書入手 NTT総務大臣副大臣も接待していた

文春オンライン、3/10(水) 16:12配信

 

 総務省事務方ナンバー2の谷脇康彦総務審議官が3月8日に更迭されるなど、波紋を広げているNTTの総務省への接待問題。今回、NTT側が、官僚を接待していた“迎賓館”で、大臣、副大臣総務省に関係する政治家に対し、繰り返し接待を行っていたことが「週刊文春」が入手したNTTの内部文書からわかった。現職中に接待を受けたのは計4人、延べ6件。また、NTTは総務省の政務三役(大臣、副大臣政務官)を退任した政治家にも接待を繰り返しており、計15人、延べ41回にのぼる。

 NTTは役員の選任や事業計画などについて、総務大臣から認可を受けて経営されている。  

 総務大臣在任中に接待を受けていたのは野田聖子衆院議員と高市早苗衆院議員。野田氏は、2017年11月22日に立川敬二NTTドコモ元社長らから、2018年3月29日に村尾和俊NTT西日本社長(当時)らから接待を受けていた。いずれも場所は東京・麻布十番にある「KNOX」。NTTグループの関連会社が運営し、年間の施設利用料(年会費)を支払っている会員企業は4割引きで利用できるNTTグループの接待のための施設である。  

 高市氏は2019年12月20日と、2020年9月1日に、いずれも澤田純NTT社長、島田明同副社長、秘書室長の3人から接待を受けていた。場所は同じくKNOXだった。  

 情報通信などを担当する総務副大臣在任中に同様の接待を受けていたのが、坂井学衆院議員(2018年6月29日)と、寺田稔衆院議員(2020年9月14日)だった。坂井氏は現在、菅内閣内閣官房副長官を務めている。  

 高市氏の携帯に連絡すると、次のように答えた。

「食事をしたのは事実です。ただ……

――大臣在任中、NTTの澤田社長から接待を受けたのでは?

 「澤田さんと2回食事をしたのは事実です。ただ、向こうから折半の金額を聞いて支払い、領収書をいただいた。あのときは秘書が『NTT側から1万円の会費でお願いしますと言われています』と。万が一、消費税などでオーバーしたら気分的に嫌なので、1人5500円の衣料品のお土産を私費で買い、先方(3名)にお渡ししました」

――高いワインを飲んだ?

  「それは分からない。私はお酒を控えているので、その場を白けさせないように口を付ける程度ですから。ただ、総務省の案件で頼まれたことはないです」  

さらに翌日、書面でも補足説明があった。

 「会食を伴う意見交換は、行政の公平性に疑念を持たれることのないよう、すべて完全割り勘、又は全額当方負担を徹底していた」とし、NTTからの2回の接待でそれぞれ1万円を支払った領収書(宛名は自民党奈良県第二選挙区支部)のコピー2通も送られてきた。  

 同じく大臣在任中に2度の接待を受けた野田氏の事務所は「調査中。いつ回答できるか分からない。締め切りに間に合わなければ『回答がなかった』で構わない」とした。  

 寺田氏は「会食の時点で2日後の総務副大臣退任が決まっており、一般的な話が中心の慰労会でした。代金は先方が負担しました」などと答えた。坂井官房副長官は「週刊文春」の確認取材に対して、回答しなかった。  

 NTTが、通信行政に職務権限や影響力を持つ政治家や高級官僚に対し、集中的に接待を繰り返していた実態が浮き彫りになった。  

 その問題点について、元東京地検特捜部検事の若狭勝弁護士が語る。 「政務三役として職務権限を持つ者が接待を受け、その席で職務権限に絡む話が出ていれば、何も請託(お願い事)がなくても単純収賄罪に該当する可能性があります。例えば、携帯料金の値下げという懸案がある中で『どうなんですか?』と聞かれた大臣や副大臣が『こういう形になりそうだ』という会話をするだけで、実際に機密を教えたり行政を歪めたりしなくとも、単純収賄の構成要件を満たす。告発されれば捜査が始まりますが、起訴されるかどうかは接待の回数や金額によって決まります」  

 3月11日(木)発売の「週刊文春」では、谷脇氏らを接待していた鵜浦博夫NTT前社長との一問一答や、携帯料金値下げとNTTのドコモ完全子会社化を巡る菅首相の言動、澤田社長と菅首相の深い関係などについて5ページにわたって詳報している。

週刊文春」編集部/週刊文春 2021年3月18日号