江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

自助の菅総理が、孤独担当大臣を配置しました!^^

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シカリさんではありません。

昨年9月に就任した菅総理、高らかに『自助、共助、公助、そして絆』と謳いあげましたけど、今回の孤独担当大臣の配置は、「公助」を進めるためでしょうか?

 

それとも、新型コロナの関係で孤独、孤立が叫ばれているので、とりあえず「取り組んでいるぜポーズ」でしょうか?

 

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“孤独担当”坂本大臣自身が感じる「孤独」とは? 週内にも対策室設置へ

Nippon.com、2021.02.16

 政府で孤独・孤立対策を担当する坂本大臣が、週内にも「孤独・孤立対策室」を立ち上げると表明したうえで、自身にとっての「孤独」について語った。

 菅首相からコロナ禍により深刻化している、孤独・孤立対策の担当大臣として指名された坂本1億総活躍相は、16日の記者会見で、週内に「孤独・孤立対策室」を立ち上げたいと表明した。

 また、記者から「坂本大臣にとっての『孤独』とはなんでしょうか」と聞かれると「選挙に出るときや落選しているときに孤独感を非常に感じた」と答えた。

 そのうえで坂本大臣は、孤独感について、「自分自身の内在する精神状態の中で主観的に感じるものだ」との認識を披露した。

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コロナ禍の中で深刻化するまで、孤独・孤立の問題を認識できていなかったんでしょうね。

 

もちろん、孤独・孤立を規定するのは難しい問題。

 

おうおうにして「個人の問題」と認識されますよね。

 

担当大臣にとって孤独とは、「選挙に落ちた時に感じた」そうで、「主観的に感じる」ものだそうです。

 

国政の課題として取り上げるのに、「主観の問題」と言うのは如何なものでしょうか。

 

主観の問題で済まないから、政治が動くんじゃないの?

 

それとも、現在の認識のまま主観の問題として、「気合いが足らん」とカツを入れたり、座禅でも組ませるのでしょうか?

 

もちろん、政治ですべてが解決するものでもないし、昨日今日始まったものでもないことは重々承知しています。

 

だからこそ、こんな軽い発言をされる大臣では、いかにも当選回数に応じて割り当てたって感じで、仕事をする前から「なんだかな~」ってなりますね。

 

菅総理の就任の言葉にあった「絆」がどこまで機能すると思っているんでしょうか。

 

共助が、どこまで機能すると思っているんでしょうか。

 

そうした基盤が、いまだにあると思っているんでしょうか。

 

少なくとも、ガースー総理は、そうした基盤が残っている、あるいは、復活できると思っているから、あのような発言をされるのでしょうけど、これまで普通の生活をしていないからこそ言える言葉のようにも感じますね。

 

絆とか共助は、聞こえはいいけど、ある面では、うっとうしい仕組みでもある。

 

うっとうしいけど機能していた歴史はある。

 

農業や家族を基礎とする社会だったころまでは、そうだった、と思う。

 

でも、明治維新後、資本主義社会を目指してまっしぐらの日本社会は、地域の人間関係より会社・事業所を中心とする社会に変わってしまった。

 

昭和の初期までは、それでも地域の人間関係は残っていました。

 

しかし、企業の活動が広範囲になり、いやもっと、グローバル化する中で、人の生活基盤は定まらず、家族や地域と言う存在が虚ろなものとなってしまった。

 

その虚ろな空白を埋めるのを行政の力に頼ろうとする考えもある。

 

これもまた、もろ刃の刃。

 

行きつく先は、管理社会。

 

税金を投入し尽くして、わざわざ窮屈な社会を作るようなもの。

 

人が会社に従属する形態を考え直さない限り、なかなか答えは出ないように思う。

 

ただ、デジタル化進行の中で、なんだか、できるんちゃうと思える時もある。

 

住み方と会社の雇用の仕方を根本的に考えれば、浮き草のような生活をしなくても、家族とか地域と言う言葉が生き返るような気もする。

 

人と人の繋がり、絆が切れたハザマでは、とてつもなく深い暗黒が広がっている。(もちろんすべての人にとってではありませんが)

 

利益以外の価値観を大事にする社会が来る時を待つしかないのかな~。(それまで、ワシャ~生きれん。)

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【独自】知人の女「家にカメラ設置、監視してるから」5歳餓死

読売新聞、3/3(水) 7:48配信

 5歳の男児に十分な食事を与えず餓死させたとして、福岡県警は2日、同県篠栗(ささぐり)町の母親・碇(いかり)利恵(39)、知人の赤堀恵美子(48)の両容疑者を保護責任者遺棄致死容疑で逮捕した。県警によると、碇容疑者は容疑を認め、赤堀容疑者は「一切やっていない」と否認しているという。

 発表では、両容疑者は共謀し、2019年8月頃から碇容疑者の三男・翔士郎ちゃんに食事を与えないなどし、遅くとも20年3月下旬頃には重度の低栄養状態だったのに放置して、同4月18日、碇容疑者の自宅マンションで餓死させた疑い。

 捜査関係者によると、翔士郎ちゃんの体重は平均の半分の10キロ前後だった。翔士郎ちゃんが息をしていないことに碇容疑者が気づき、赤堀容疑者らが消防に通報して発覚した。

 両容疑者は16年4月、幼稚園の「ママ友」として知り合った。その後、碇容疑者は離婚し、シングルマザーとして翔士郎ちゃんを含む子ども3人を育てていた。

 赤堀容疑者は、碇容疑者に対し、家の中に監視カメラを設置し、共通の知人が見張っているなどと信じこませ、「監視してるから(子どもに)食べさせ過ぎてはいけない」などと言っていたという。

 碇容疑者は生活保護などで月20万円前後の収入があったとみられるが、貯金も含め赤堀容疑者に1000万円超を渡していたとみられる。

 関係者によると、福岡児童相談所篠栗町などでつくる協議会は19年秋頃から、一家を支援対象にしていた。昨年2月には、当時の碇容疑者宅の近隣住民が虐待を疑い、福岡県警粕屋署に相談。同署は、翔士郎ちゃんら子ども3人の体を確認し、傷やあざなどはなかったが、育児放棄(ネグレクト)などの可能性があるとして児相に通告していた。