五島市のシンボルの一つ。
それは、大瀬崎灯台。
今の時期は、霧が出て全容を見せてくれる日は少ない。
でも、それなりにすごいよ。
ましてや、晴れた日なんかはすごいよ。
五島は、昭和の初期には遠洋漁業の基地でした。
ここから、いや、日本から東シナ海に出て行く船の
たった一つの、守り。
今では、船の能力がアップして、五島を基地にする船団は少ないが
かつての、賑わいは相当なものだったといいます。
この灯台がある玉之浦の街中の道路は、九州では、最も早く
舗装されたと聞きます。しかも、側溝も整備されていました。
さらに、歴史をさかのぼると遣唐使船も、この沖を
中国へ向けて船出して行ったのです。
今、彷徨う日本の海を、どのような想いで照らしているのでしょう。
着工 明治9年
初点灯 明治12年12月15日
竣工 明治13年2月
設計 英国人 R.プラトン(と言われている)
位置 北緯32度36分45秒、東経128度36分6秒
概要 鉄造白色 基礎より灯火までの高さ約11M
灯明(等旋転白色、約30秒1閃光、晴天時光線およそ22里半に達する)
ただし、現在の灯台は昭和46年に改築されたもの。
初代の灯台は、お台場の「船の博物館」の屋外展示場に展示されている。
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http://www.funenokagakukan.or.jp/