家の中で、ニョロ、ニョロ。
ギャアー ><; ヘビ、だー!
と、言うのは、息子の話。
息子、古い民家を借りて一人暮らしを始めて三ヶ月。
家賃も安いし、親にガミ、ガミ言われることもないし、
ラッキー、ラッキー、と言っていたのは、ついこの前の話。
昨日、突如帰宅して、「ヘビがいる。」
「どこに?」
「うちに・・・」
「はあ?」
「家の中に、ヘビがおった。」
「どんな、やつや。」
「全身、茶色のヤツ。7・80センチ位はあった。」
「どうした。」
「殺虫剤のスプレー振りかけたら押入れに」
息子の話を整理すると、押入れをちょっと開けたところ
ヘビさんと、バッタリ、ご対面。
息子は、ビックリして、咄嗟にスプレーを振りかけたらしい。
そりゃあー、ビックリするわな。
私が子どもの頃は、農家だったので、当然のように
家付きのヘビがいた。
青大将だ。家の主、って言われていたよ。
主は、人間には、何もしない。むしろ、ネズミを駆除してくれるので、
人間のためになっていた。
ただ、やはり幼い頃だから、天井裏を
ズル、ズル、ズル~、ズル、ズル、ズル~、ズル、ズル、ズル~。
と、引きずる音を聞くと、つい布団をかぶっていたもんだ。
たまには、間抜けな主もいて、神棚などから、ボタって、落ちるやつもいた。
丁度、今頃、暑いころの話だ。
そいで、あわてて壁や柱を登ろうとするが、失敗する。
見るに見かねた爺ちゃんが、鷲づかみにして、天井裏へ、ポイッ。
そして、一言「もう落ちて来るなよ。」
そんな時代じゃないし、家族で頭つき合わせて対策会議。
第1案 線香を焚くと良い。
第2案 大型のネズミ捕りも良いかも。
第3案 速攻冷凍スプレーではどうか。
第4案 タバコの吸殻を水につけているとヤニがでるので、それを撒く。
第5案 野良猫を餌付けして、追い払う。
結局、我が家の方針は、第1案・第3案で追い出し、
第5案で後日の不安を取り除く、ということになった。
さあ、この対策の結果を確認できるかどうかは、わからない。
今頃、息子は一人で、ひ、ひ、ひ、ひ・・・。
あつ~~い、眠れない夜が続くのだろうか。(続く、か、続かないか・・・)