現在、世界的に注目を浴びているのがアメリカのトランプ氏。そして、フィリピンにも・・・。
比大統領にドゥテルテ氏=「暴言市長」治安に実績―南シナ海問題、中国との対話重視
【マニラ時事】フィリピンのアキノ大統領の後任を決める大統領選が9日投開票され、南部ダバオ市のロドリゴ・ドゥテルテ市長(71)が当選を確実にした。
アキノ政権で解決されなかった経済格差の是正や汚職撲滅が課題となる。就任式は6月30日で、任期は6年。
ドゥテルテ氏は「犯罪者は殺す」など過激な発言や暴言で知られ、「フィリピンのドナルド・トランプ」と評される。長年のダバオ市長としての治安対策に実績があり、選挙戦では半年以内の犯罪撲滅、警察官や軍人の給与引き上げを約束した。
人権団体からは「処刑団」を率い、多数の麻薬密売人らを刑事手続き抜きで殺害したとの指摘もある。強権的な政治姿勢は物議を醸しそうだ。
南シナ海問題では、中国との対話を重視する方針を示している。米国や日本との防衛協力を進めてきたアキノ政権の政策が変更される場合、日本を含む周辺地域の安全保障にも影響を与える可能性がある。
選管から集計委託を受けた選挙監視団体の発表によると、開票率87%段階の得票率はドゥテルテ氏が39%、アキノ大統領の後継候補マヌエル・ロハス前内務・自治相(58)が23%、グレース・ポー上院議員(47)が22%、ジェジョマル・ビナイ副大統領(73)が13%。
最終更新:5月10日(火)9時22分
どうやら、ドゥテルテ氏が大統領になるようだが、かなり強引なお方のようで、フィリピンの国民も「飾り立てた言葉」にうんざりしたんでしょうか。それとも、もっと、深刻な事情があったのでしょうか。
アメリカでのトランプ旋風もですが、ヨーロッパでもいわゆる極右勢力が確実に伸びてきている。
これまで、自由・博愛などを盛んに喧伝してきたヨーロッパ諸国で、排他的主張が大きくなり、話し合いより、「叩き出せ」という主張が大きな勢力になりつつある。
言うならば、世界中が「理想に疲れ果てた状態」にあると言えないでしょうか。裏返せば、世界中で、「理想より飯」という状況に追い込まれている人々が多数派になっているということでしょう。そして、そういう人々の状況は、抜き差しならないまで切羽詰まり、とりあえず身近で叩けるものなら何でもたたく、という憂さ晴らしでしか生きていけない、という最低の状況になっているということでしょう。
こうした人々が求めるのは、言うまでもなく、手っ取り早く結果を出せる「独裁」と言うシステム。日本でも、そうした若者が増えている。なかなか結論が出ないのが民主主義社会の欠点だけど、それを待てない人々が増えている。(もちろん、民主主義の欠点を認めるわけではありませんよ)システムの改良よりも、独裁を求めている。
困ったものです。この流れは、変わるのだろうか。なんとか変わってほしいと思う今日この頃です。
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