日本と言う社会は、「極端な方向に、あっと言う間に進んでいく」と言われています。
次の記事も、そうした現象の一つでしょう。
＜七夕飾り＞安保法案批判の垂れ幕撤去…「ふさわしくない」
長野市中心部の商店街「権堂アーケード」で、商店主が、安全保障関連法案などを批判する垂れ幕の付いた七夕飾りを設置したところ、「祭りにふさわしくない」との意見が市などに寄せられ、自主的に撤去したことが分かった。商店主の５０代男性は「今声を上げなければと思ったが、周囲に迷惑がかかるので撤去した」と話している。
５００メートルの権堂アーケードでは、商店街協同組合主催の七夕祭りが開催され、８月７日まで協賛企業などが作った約１００種の飾りがつるされている。
商店主の男性は２１日、「戦と書きアンポと読ます」「わが子も孫も人を殺（あや）める」と安保法案への異議など、自ら考えた１４種の標語を垂れ幕７本の裏表に書き、つり下げた。垂れ幕がツイッターなどで写真付きで拡散したこともあり、「七夕にふさわしくない政治宣伝。事実をねじまげ宣伝している」といった批判が市に数件寄せられた。市担当者は２４日、批判があったことを伝え、商店主は同日、垂れ幕を撤去。
市産業政策課は「市として撤去を要望したことはなく報告しただけ」と説明している。【巽賢司】
最終更新:7月25日(土)15時56分
特定の個人を誹謗中傷したり、特定の団体・宗教などをあらわに攻撃するような行為は、シカリさんも反対です。
この記事にある行為は、そうした特定の個人・団体に向けられたものではなく、政治と言う公共の在り方に対する個人の意見ではないでしょうか。
もちろん、これを快く思わない人もいるでしょう。しかし、それは、個人の家の壁などに特定の政党を支持するポスターを張っていても同じ。このような理屈から行くと、人の目につくところには、こうした展示・張り物は一切ダメと言うことになりませんか？
一番悪いのは、市の対応。「市として撤去を要望したことはなく報告をしただけ」と言っているけど、普通、個人のしたことに対して色々苦情も寄せられると思うが、その都度、「報告」をするか？
しないでしょう。そうした苦情の電話に対しては、「市の行事ではありませんので、なんとも対応できません」と言うのが普通じゃないですか？
それをわざわざ「報告」したということは、市が七夕飾りを問題がある、あるいは、問題にされると感じたから「報告」したのでしょうね。
５０代の男性も、折角飾ったものを撤去しなくてもよかったのに。問題になって、マスコミで大きく取り上げられれば、人が押し寄せて集客効果にもなったのに。＾＾；
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