江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

兵士の声

厳しい寒さも峠を越え、やっと、春めいた日差しが我が家にも届くようになってきました。皆さん、お元気ですか?















今日のネタは、またしても政治ネタです。でも、いつもの愚痴ではありません。一緒に考えてください。













最近の国会では、集団的自衛権の行使容認について、閣議決定で行えるという安倍総理の考えを巡って議論が交わされています。














こうした議論の中で、あるいは、ニュース解説の中で、たびたび出てくるフレーズに皆さんはお気づきでしょうか?「国民の覚悟を聞くことが出来ない」












憲法改正による集団的自衛権行使の容認であるのなら、改正手続きの中で国民の戦争参加への覚悟を聞くことが出来るわけですが、閣議決定となると、ただ、見ているだけ。













アメリカは日本と一緒に中国などと戦争をする気などないのに、アメリカと一緒に戦争ができる体制づくりを目指す日本って何でしょう。そして何より、私たちは人が死ぬ戦争について本当に真剣に考えているのでしょうか。














『死ぬことがあっても、自衛隊員が死ぬんだから』なんて考えていませんか?















災害の時の彼らの活躍ぶりは、多くの国民の胸を熱くしています。その彼らが、死ぬかもしれない戦争に、そう簡単に参加して良いものでしょうか。彼らにも家族があるし、親兄弟もいるはずです。なにより大事な国民です。
















今日的に、全面的戦争は考えづらいですが、局地的な長期間にわたる戦争は十分に考えられます。「戦争に参加する意味」をみんなで、より具体的に考える必要があると思います。





















「尊崇の念を込めて・・・」とは、安倍総理が良く口にするフレーズです。











皆さんは、靖国神社に行ったことがありますか?行って感じるのは、中国人などの外国人が多いことです。彼らは、靖国神社を十分に観察したうえで批判していますが、日本人の多くは行ったこともなく、あの神社が作られた経緯も知らず、特定の政治家の発言をうのみにして「戦死者の御霊に感謝するのがなぜ悪い」と言っているのです。













平成26年2月20日付け長崎新聞の声の欄に、元兵士の声が載せられていましたので、全文掲載します。






安倍首相 議員辞めて靖国へ

無職 山口 誠(90)


 拝啓 靖国が大好きな内閣総理大臣安倍晋三さま。あなたが首相であり国会議員であるから、靖国参拝を内外から非難されるのです。「お国のために命をささげたみ霊に感謝の気持ち」が本心なら、首相も議員もお辞めになって、365日、朝昼夕、食前食後にもお参りなさってはいかがですか。
 自宅から通うのも大変でしょうから、靖国神社の境内にテントを張り、ご家族同伴で年間200万円以下の生活を経験なさるのも民情を知る早道かもと思います。
 私は敗戦の1年5カ月前に醜の御楯(しこのみたて)として軍服を着せられ、ソ連満州国境警備の任に当たりました。終戦直前に新京(現長春)防衛のため、爆薬を背負いソ連の戦車の下敷きになれと命令されました。爆薬を受け取りに行きましたが8月15日の終戦により取りやめとなり、4年間のシベリア抑留を終え帰国しました。
 私の兄は敗戦の2カ月前にフィリピンで戦死との公報がありました。桐(きり)の小箱の中はからっぽでした。砲爆撃による死か、餓死かも不明のままです。その兄が、A級戦犯と同じ靖国の屋根の下で安らかに眠っているとは思えません。

(長崎市










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