江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

「ウォール街の混乱の収め方」マイケル・ムーア監督

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年をとると、色んなものの区別が付かなくなります。




ワシ的流行歌。

「ポッポロ~、ポッポ~ロ、ポッポロ~、ポッポ~ロ」



もう、解りますよね。

そう。

ワシの脳ミソは、トトロとポニョを一緒にしてしまっているんです。



でも、なんか気持ちが昂揚してくるんですよね。




ところで、最近、気持ちが落ち込んでいる人、多いんじゃないんですか?

株価の乱高下、と言いつつも、下げ続き。

円高



ワシら貧乏人には、な~~~んも関係ない話しだと思っていたけど、

どーも、そー言っていられないような状況のような。。。


でも、ご安心ください。

あのマイケル・ムーア監督が解決法を提示してくれました。

マイケル・ムーア監督「ウォール街の混乱の収め方」
<週刊「新社会」3面より引用>

銀行や証券会社の倒産・国有化、株式市場の暴落と恐慌の雷鳴にあたふたすることはありません。
アメリカの金融安定化法が9月29日に議会下院で否決された後、・・・マイケル・ムーアが、
「ウォール街の混乱の収め方」という「明快、単刀直入」な10項目の提案を発表し、自らの
メーリングリストに流した。


皆さん、アメリカの最富裕層、「たったの400人」が底辺の1億5千万人を全部合わせた
以上の財産を持っています。最富裕400人が全国の資産の半分以上を隠匿しているのです。
総資産は、正味1兆6000万ドルになります。

ブッシュ政権の8年間で彼らの富は「7000億ドル近く」膨らみました。
7000億ドルはちょうど救済資金としてわれわれに支払いを要求しているのと同額です。
彼らはなぜブッシュの下でこしらえた金で自ら救済しないのでしょうか。
もちろん彼らにそんなつもりはありません。

・・・中 略・・・

【1】ウォール街で、承知の上で今回の危機到来に加担した者を犯罪者として起訴するため、特別検察官を任命せよ。
【2】救済経費は、富裕者自らが負担すべきである。
【3】緊急救済すべきは住居を失う人々だ。8つ目の住宅を建設する連中ではない。
【4】あんた達の銀行や会社、われわれからの救済金を少しでも受け取れば、われわれはあんた達の主人だ。
【5】規制は全て回復しなければならない。レーガン革命は死んだ。
【6】失敗が許されないほど巨大なものは存在も許されない。
【7】いかなる会社重役も従業員の平均賃金の40倍を超える報酬を受け取ってはならず、会社のための労働への妥当な給与以外にはいかなる『落下傘』(墜落する企業から退散するときの巨額の退職金など)も受け取ってはならない。
【8】連邦預金保険公社を強化して国民の預貯金に止まらず年金と住宅の保護のモデルとせよ。
【9】深呼吸をし、落ち着いて、恐怖に日々を支配させないことが誰にも必要だ。
【10】民衆の「国民銀行」をつくろう。

※解説は、省略しました。
 ただ、9項目の解説の一部を以下に記載します。

テレビを消そう!
今は「第二の大恐慌」などではない。天は落ちてこない。評論家や政治家がおどろおどろしく嘘をついているので降りかかる恐怖の影響を免れるのが困難になっている。
昨日の株価7%下落は23%暴落した1987年のブラックマンデーには程遠い。80年代には3000の銀行が閉鎖された。しかし、米国は破産しなかった。米国民は恐怖キャンペーンに乗らなかった。
民衆が大統領やその一味の恐怖に満ちた警告に屈しなかったのはなぜか。「サダムはその爆弾を持っている」と言える大嘘つきだと見破られたまでのこと。
長い8年の後、国民は疲れ果てて我慢の限界なのだ。
そう。
我々は、落ち着かなければならない。


確かに、為替相場の変動やアメリカの購買力の低下での影響は避けられない。
だからと言って、「天が落ちてくるわけではない」のだ。

むしろ、緩やかな経済の縮小は、喜ぶべきことなのだ。
実体経済の何十倍のデリバティブ商品が横行する社会は異常だ。

ムーア提案の6項目は意味が深い。
人間の想像力が及ばない経済社会はあってはならないのです。
想像力・責任が及ばない社会は、緩やかに是正されるべきです。

その方法が、5項目でしょう。
レーガンから始まり、日本では小泉に象徴される「市場任せ経済」は、「規制」という人為の中に押し込める必要があります。
当然、動きが鈍くなるでしょう。
それで、いいんです。

自然を消費しつくす社会は、終わりにしましょう。

今は、そのための覚悟をする時です。