江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

貴方は、被害者ですか?加害者ですか?【毒入り餃子問題の拡大解釈版】

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毎日の食事を作っている皆さん。

貴方は、加害者ですか?
あるいは、被害者ですか?

今、大問題になっている「毒入り餃子問題」。
かなりの皆さんは、ギョッとしたのでは?
あまりに、身近な問題で、他人事としてすまされませんよね。

この問題に、影響を受けて、様々な冷凍食品が自主回収されています。
市販用から業務用まで。
上の写真は、本日付の長崎新聞記事ですが、
左のほうに、細かく一覧が掲載されていますけど、
これ、回収が決められた冷凍食品の数々。

さて、タイトルの話しですけど、
食事として、毒入り食品を口にした人を「被害者」とすると、
調理した人、
販売した人、
卸売りした人、
輸送した人、
製造した人、などは、いわゆる「被疑者」となるんじゃない?

『そんなこと、言われても。。。』
と、調理した人も、販売した人も、卸売りした人も、輸送した人も、
製造した人も言うかもしれませんね。
あるいは、国や自治体が悪いと言うかもしれませんね。

まあ、真犯人探しが、この記事の狙いでないことは、
すでに、皆さん、お気づきでしょう。
そう、ワシは、もっとも身近で調理する人に焦点を当てているのです。

『え~~~、私を犯人扱いするの?』
って、女性(かなりの場合、女性が調理しているケースが多いので)の皆さんから、
罵詈雑言が投げつけられそうですね。

でもね、批判されても考えていただきたいのですよ。

食事は、『命を永らえるため』に摂る物。
しかも、出来るだけ、健やかな毎日が送れるように。。。

『そんなこと、わかっているわよ!』

そうですか?

忙しさに、かまけて、
経済事情に、かまけて、考える事をおろそかにしていませんか?

ブログでも、美味しそうな食事をアップしている記事が
沢山見受けられますね。
その記事を読むと、どれだけ、家族の事を考えているか、
その愛情の深さを感じます。

なのに、いやみな記事を書く、ワシの根性のいやらしさ。

冷凍食品を、どのようなときに使いますか?
手軽で美味しいから?
割りと格安ですむから?
そのたびに作るより無駄がないから?

でも、そのチョットした気の緩みが、大事な家族を傷つけるとしたら。
それは、被害者となった家族も料理を与えた貴方にとっても
取り返しのつかない事態となるのでは。

『そんなこと言っても、毎日のことなのよ!』

そうですね。
確かに、毎日の食事の準備は大変なもの。
献立を考えるだけでも、うんざり。
まして、その食材の産地とか気にする暇もないでしょう。

昔なら、自宅の前の畑でとった野菜を毎日の食事の材料とし、
あまった野菜を隣の家に持っていくと、
たまたま、釣ってきている魚をいただく。
そうやって、食材を調達していた。
だから、安全なもの、折々のものを食卓に上げることができた。
しかし、そのような食材の調達は、今は望むべくもない。

でも、出来ることはあると思うのです。

地産地消」と言う言葉を知っていると思います。
お住まいの地域で獲れた食材を食する、ということですね。
この言葉は、むかし、JAが地域の農産物の消費拡大を促すためのスローガンを
募集したときに決定されたもの。
この言葉を支える理念としては、「身土不二」「四里四方」などの言葉あります。
『身とその身があるところの土(つまり、産物)は、二つに分けられない』
『四里、四方の食材を食べれば健康で居られる』

皆さんも忙しいでしょう。
地元の農産物、特に無農薬栽培の農産物を買うとなると、
割高になるのは、事実です。

また、どうしても調理する時間がないという皆さん。
商店街に惣菜店があると思います。
『おばちゃん、今日は何が美味しいの?』
そうした会話を交わしながら、家族の体を守る食材を求めるのも
良いのではありませんか?
『おばちゃん、このコロッケの材料は、何処の?』
『おばちゃん、なんか、変な調味料使ってへんやろね?』

話しが、チョット長くなりました。

〆の話しとして、昨年、原料を偽装したとして逮捕された
ミートホープの社長が、言っていた言葉を覚えていますか?

『なんでも安いものばかり欲しがる消費者も悪いんじゃないのか?』

事件の犯人は、確かにいるでしょう。
それなりの調査で、はっきりするでしょう。
しかし、この件については、それで済ませてよいのでしょうか?

あなたは、「被害者」とばかり言っていられますか?
「加害者」にならない努力をしましょうよ。
国産、地元産にこだわりましょう。