お断りですか？

娘の旦那は、釣りがとっても好きなんです。
日曜日も職場の仲間と釣りに行ったとのことで、クロを５匹も釣って来た。

しかし、問題があるんです。
何かと言うと、娘達はそろって魚をさばくことが出来ない。
で、どうするかというと、『お母さん、持って行くから、お願いね。』てな感じ。

と、言うことで、妻は日曜の夕方は、にわか魚屋さんに。。。

さて、問題は、これから。

その魚の処理依頼の電話が終わって、数分もしないうちに、又、電話のベルが鳴った。
その主は、双子の一人、あーちゃん。

「あのね。私たちね。これから、バッバの所に遊びに行くからね。」

つまり、魚を娘（母親）が持ってくるので、ついでに自分達もついてきて遊ぼうと言うのである。
だが、我が家では、チョットしたルールがあるんです。
それは、遊びに来るのは、基本的に休みの日の前の日。
そうしないと、一旦遊びだすと止まらないため、次の日のコンディション作りに影響が出てしまうのです。

そのことを、どう説明するか迷いつつ話していたが、なかなか理解していただけない。

「だからね。今からね、お母さんと一緒に行くからね。」

そーじゃなくて。。。
ジッジは、会いたいのを我慢して、お断りしているんですが。。。

そうしたやり取りを、２・３回した時だった。
突如、電話の相手が変わった。

「お断りですか？」

おそらく、横で聞いていたのだろう。

電話の主は、お姉ちゃんのひろちゃんだ。
もうすぐ６歳のお姉ちゃんは、とってもしっかりしています。

ワシは、これ以上、無駄な抵抗は出来ないと観念し、「そうです。」と答えるしかなかった。

まるで、上司から飲み会に誘われて、それをお断りする新入社員のようなワシでした。
ちなみに、彼女らがいかに我が家に来たいのか、以前の記事を紹介します。

家出して、来ちゃった。。。

問題は、なぜ、彼女らは我が家に来たがるのか？

子育て中の皆さんや、子育てを終わったばかりの皆さんには、
すぐ、理解出来るでしょうね。

そう、親の束縛から、逃げ出したいのである。

親と一緒に居ると、何かと制限を受ける。
遊ぶにしても、制限を受けたり、遊んだ後はすぐ綺麗にしなさいとか。

ところが、我が家に来るとかなりの部分が自由なのである。
最近の彼女らの遊びは、お絵かき、ハサミを使った造形芸術、ブロックでの遊び、など。

彼女らの遊びを受け入れるために、ジッジは、毎朝、新聞の折込をチェックする。
裏が白紙のチラシは、キチンと二つ折りで保存する。
もちろん、彼女らのお絵かき用と造形芸術用なのである。

その他の遊びもかなり自由にさせているが、
その模様は、次の記事。

快感！

ワシが、一番ヒヤヒヤするのは、ハサミを使った遊び。
まるで、何十年も使っているような得意げな顔で、意味不明の造形をする。
その時の様子の危なっかしいこと。
なにせ、並んで作業するものだから。。。

注意しようとすると、バッバの横槍が入る。

「黙っとかんね。大丈夫やっけん。」

そうだろうか？
う～～ん。
まあ、確かに、怪我はしない。不思議なことだ。
おそらく、すました顔していても、結構、まわりに気を使っているのだろう。

そのような遊びを、１・２時間もすると、三人のうち誰かが、眠くなる。
その眠気を覚ましたいのか、暴れだす。
バッバの背中にしがみついたり、ジッジの肩によじ登ったり。
よくある風景ではあるわけ。
一人が、しがみつくと、他の二人も負けじとしがみつく。

さあ、その次は、どうなるかと言うと、お腹がすく。
静かに、お食事会をした後は、テレビの時間。

こうして、家に帰る時間は、夜の８時とか９時。
家に帰り、フロを入り就寝となるのが、１０時、１１時。

この程度は、案外、普通かもしれない。
しかし、ワシは、翌日のことなども考え就寝は９時までには出来るようにと、
日曜日はお遊び来訪は、お断りなのである。

家にいて、９時に就寝するかというと、そうでもないのだが。。。
ジッジの思い込みも、かなりのものである。