江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

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 五島市福江港の夜明け

チョット、古いですけど詩をアップします。2000年12月17日作。


朝


夜明けの空から

急降下した冷気が

朝日がさしのべる

ぬくもりと

よどみ始めた頃

我が家の前を

子供らが賑やかに

登校している



私はというと

冷気に押し付けられ

じっと布団の中で

その賑わいに

そば耳を立て

かつての

我が家の賑わいに

想いをはせる



かつての

賑わいの主である

妻は

安らかに寝息を

横たえ

朝のぬくもりを待つ



大きすぎる空間で

二人きりの

朝が繰り返される