江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

一歩抜きんでたTBSのジャニーズ問題自己検証

 

 

皆さん、おはようございます。

 

 

五島地方、今日は晴れ空でスタートです。

 

 

 

 

 

ジャニーズ問題をめぐるテレビ業界の自己検証の好い加減さが指摘される中、さらには、その好い加減な検証のまま、「もう、終わった」かのようにジャニーズを起用するテレビ局も出てくる始末。

 

 

一方、TBSは26日に「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」を公表し、自社内部の問題まで踏み込んだ検証結果を公表しましたね。

 

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旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書|コーポレート・ガバナンス|TBSホールディングス (tbsholdings.co.jp)

 

 

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 “全裸事件”の草彅剛を地下駐車場に匿い…TBS報告書にある番組担当者と報道部門のせめぎ合い

日刊ゲンダイ、11/27(月) 7:32

 

TBSは、ジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を巡る旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)との関係について社内調査を行い、26日に「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」を公表した。

 

今年8月29日、外部専門家によるジャニーズ事務所の再発防止特別チームの調査報告書で指摘された「マスメディアの沈黙」について、TBSは報道部門の“希薄な人権意識”と“週刊誌報道の軽視”があったとしている。さらに、旧ジャニーズ事務所と関係の深いバラエティやドラマを制作するコンテンツ部門と報道部門の間で、ジャニーズの不祥事を巡るせめぎあいがあったことが報告書からはうかがえる。  

 

今日に至るジャニー氏の性加害問題の端緒となったのが、1999年10月の「週刊文春」によるジャニー氏のセクハラ報道キャンペーン。04年2月に最高裁がジャニーズ側の上告を棄却し、「セクハラに関する記事の重要部分は真実」と認定した東京高裁の二審判決を確定した際も、TBSはこれを報じることがなかった。

 

報告書では、09年4月23日に公然わいせつの疑いで警視庁赤坂署に現行犯逮捕された当時SMAPの草彅剛(49)を、TBS局内に匿った編成部門の担当者と報道部門のやりとりについても触れられている。

 

■草彅が乗る車が追跡される中、吸い込まれていった場所は…  

草彅は当日午前3時ごろ、東京・赤坂のミッドタウンに隣接する檜町公園で全裸でいるところを近隣住民に通報され、逮捕されている。 「草彅は檜町公園のベンチに座り、『ワー』『ギャー』『バーカ』『シンゴー』と奇声を発し、駆け付けた警察官に『全裸だったら何が悪い』と暴言を吐き、抵抗したといいます。当日夜の会食でビールや焼酎を飲み、知人と別れた後、泥酔状態のまま公園にたどり着き、脱ぎ捨てられた洋服や下着、携帯や財布などは十数メートル離れた芝生にまとめて置かれていました」(スポーツ紙記者)  

 

TBSの報告書によると、送検後、処分保留のまま釈放された草彅が乗り込んだ旧ジャニーズ事務所の車両は原宿署を出た後、マスコミのヘリやバイクに追跡される中、TBS放送センター内の地下駐車場に入っていったという。

 

《社内で中継映像を見ていた大勢の報道局員がカメラを持って地下駐車場に急行したところ、駐車場にいた複数の編成局員に「撮るな」などと制止された。記者とカメラマンは制止を振り切って、車を取り囲み、B氏に質問を浴びせたため、車はそのまま走り去った》

 

《当時、駐車場で取材した若手記者は当委員会のヒアリングに次のように語っている。 「現場にはジャニーズ関係者と連絡を取っていたと思われる社員がいて『何やっているんだ、撮るな』と言っていた。偉い人が駐車場にまで出てくる事案なんだな。制作なのか、編成なのか、報道以外の人はそこまでジャニーズに配慮するんだ、と感じた。取材を邪魔されたのは納得がいかなかった」》

 

《当委員会の調査では、編成局の担当者らが、ジャニーズ事務所関係者からの要望に応じて、許可を得た者以外立ち入ることができない自社の地下駐車場にB氏の車両を招き入れていた具体的な経緯が明らかになった》

 

(TBS「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」から)

 

TBSの編成担当者が草彅が乗る車両が報道陣の追跡から逃れるため局の地下駐車場に招き入れ、事情を知らずに取材に来た報道局員を制止していたという。

 

SMAPが出演する番組担当者がジャニーズの要望で、本来関係者以外立ち入ることのできない地下駐車場に事件を起こしたタレントを匿ったのは、『高視聴率番組を作るにはジャニーズ事務所との良好な関係維持が必須だった』と報告書で推察していますが、報道部門を持つテレビ局としては自殺行為です」(週刊誌記者)  

 

独立性が担保されるべき報道部門と、芸能界との深い関係なしに番組制作ができないコンテンツ部門が同居しているテレビ局の歪な構造を白日の下に晒すこととなった。この図式が変わらない限り、再び同様の問題を引き起こしかねないだろう。

 

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日刊ゲンダイの記事は、「草彅剛」「全裸事件」と言う言葉が躍っていますが、中を読むとTBSの検証内容を詳しく記述していますね。(まあ、タイトルは「引っ掛け」目的でショッキングなものにするのでしょうね)

 

 

問題を起こした草薙君を乗せた車がTBSの関係者以外は入れない地下駐車場に逃げ込んだ、と言ういきさつを巡り、「駐車場に入れるように手配した問題」「取材妨害の問題」などを載せている。

 

 

いわゆる、報道サイドと編成局とのトラブルを明確にしたことは、NHKなどより一歩先に出た感じがします。(まして、テレ朝などは検証どころかジャニーズ関係の報道すらしなくなった)

 

 

さらに、上の記事にはないが、報告書の中には「2014年にはジャニーズ社丸抱えのハワイ旅行にNHKを始め民放各局の関係者50人ほどが参加した」という内容も記載されている。

 

 

さあ、NHKを始め民放各局は、このことにどのような弁解をするのでしょうかね~。

 

 

だらだらと時が過ぎ去るのを待つようなテレビ業界の中で「各局の姿勢」を明確に出来る道しるべが出来たと評価できると思います。

 

 

はたして、TBSに続く局があるのか。それとも、だんまりを続けるのか。

 

 

こうした、だんまりを続けるテレビ局にCMを入れる企業の姿勢も今後は問われてくると思いますね。いや、問われないといけないですよね。

 

 

テレビは、日本社会の様々な状況を作り出すほどの力を持っている。政治にしても、人権問題にしても、環境問題にしても。そのテレビ業界が、自浄能力を発揮できるのかどうかは、今後の日本の在り方に大きく影響するに間違いないと思います。

 

 

そうした意味で、今後も、テレビ業界の動きに注目し、声を上げ続けたいですね。(政治家が黙り込んでいるのが気になりますね。)

 

 

 

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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