江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

うさんくさい『ノーベル平和賞』。

 

 

 

皆さん、お早うございます。

 

 

五島地方、今日も、曇り空でスタートしそうです。

 

 

 

 

7日、ノルウェーノーベル賞委員会は、今年のノーベル平和賞を、ベラルーシの人権活動家アレシ・ビャリャツキ氏(60)と、ロシアの人権団体「メモリアル」、ウクライナの人権団体「市民自由センター(CCL)」の旧ソ連3カ国1個人2団体に授与すると発表しました。

 

 

授賞理由として「市民の基本的人権の擁護と権力を批判する権利の促進」に努め、「平和と民主主義のための市民社会の重要性を示した」ことを挙げています。

 

 

また、ノーベル賞委員会のレイスアンデルセン委員長は、1個人2団体の人権や民主主義を擁護する活動について「政治権力を正しい方向に向かわせるために重要だ。権威主義国家が戦争に突き進むのを阻むことにつながる」と評価するコメントを出している。

 

 

 

ビャリャツキ氏は、人権団体「ビャスナ(春)」の創設者で、現在も拘束中。

 

メモリアルは、旧ソ連末期に誕生し、スターリン時代の人権弾圧と向き合うことから活動を開始し、ロシアの「良心」として人権擁護の柱と言われている。

 

市民自由センター(CCL)は、2007年に創設され、ロシアによるウクライナ侵攻開始後、人権侵害の極みである「戦争犯罪」に対する調査活動を展開中。

 



今回の発表にあたっては、ノーベル賞委員会から「プーチン氏に向けたものでも、誕生日(10月7日)に合わせたものでもない」と説明されたそうだが、果たして、素直に受け取られるのか疑問ですね。

 

一方、ウクライナ政府関係者からは、「ウクライナ侵攻の加害者側との共同受賞はおかしい」と非難するコメントが出され、ポドリャク大統領府顧問はツイッターで「ノーベル賞委員会は『平和』という言葉に興味深い理解を有している」と皮肉を述べたうえで、「ロシアやベラルーシの組織は戦争に抵抗できない。今年の賞はむちゃくちゃだ」と感想を述べている。

 

 

確かに、皮肉の一言も言いたくなる状況ではありますよね。

 

 

ワシが、このノーベル平和賞なるものに懐疑的になったのは、他でもない日本人で初めて受賞した人物への不信感からでした。

 

 

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佐藤 栄作(さとう えいさく、1901年〈明治34年〉3月27日 - 1975年〈昭和50年〉6月3日)は、日本の鉄道官僚、政治家。「政界の団十郎」「早耳の栄作」の別名を持ち、内閣総理大臣として日韓基本条約批准、非核三原則提唱、沖縄返還をなし遂げる。2,798日の連続在任記録を持ち、「人事の佐藤」と評された(連続在任記録及び戦後最長在任記録は大甥の安倍晋三が更新した)。1974年にノーベル平和賞を受賞した。2022年時点で日本人唯一のノーベル平和賞受賞者である。(ウィキペディアより)

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受賞の動機となったのは、「核兵器を持たず、作らず、持ち込ませず」のいわゆる非核三原則を表明したからだと言われている。

 

 

しかし、現実は、沖縄交渉の過程で、アメリカ側の要請により「有事の沖縄への核持ち込みおよび通過」事前協議のうえで認める密約を結んでおり、1965年、ホワイトハウスで行われた日米首脳会談において、ジョンソン大統領に対し、日本の核武装を否定したうえで、日本が核攻撃を受けた場合には日米安保条約に基づいて核兵器で報復する、いわゆる核の傘」の確約を求め、ジョンソンも「保障する」と応じたことが明らかになっている。

 

 

もちろん、こうした事実は、後日明らかになったことだが、当時からB29などで持ち込まれている疑いがあるという報道は度々されていた。

 

 

このように、確定されていない「功績」にノーベル平和賞を授与する意味はあるのか、と言う疑問は多くの人が持つだろう。

 

 

にもかかわらず出し続けるからには、当然、意図があるのだろう。

 

 

先に掲載したレイスアンデルセン委員長の「政治権力を正しい方向に向かわせるために重要だ。権威主義国家が戦争に突き進むのを阻むことにつながる。」とのコメント。

 

 

彼らが考える「正しい方向」が、何を意味するのか分からないが、そうした目的達成の意味があるのであれば、一般的に受け止められているノーベル賞のイメージが変わるような気がする。

 

 

もちろん、平和を希求することは、大事なことだし、この世界から武器などなくなることを望むところです。

 

 

ただ、今回の受賞のように、不思議な配慮(?)で権威主義国家や全体主義国家の指導者たちに、「新たな敵」「新たな口実」を提供してしまわないかという心配が残ってしまいます。(今回、受賞された皆様の功績・功労を否定するものではありませんよ。)

 

 

それより、シカリさんは、次のような団体にこそノーベル平和賞を授与していただきたいと考えています。

 

 

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出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』

 

高校生平和大使(こうこうせいへいわたいし、英語:Hiroshima Nagasaki Peace Messengers または Youth Communicators for a World without Nuclear Weapons)は、1998年に長崎県長崎市で開始された、日本の高校生による平和運動

核兵器廃絶と平和な世界の実現を求め、ヒロシマナガサキの声を世界に届ける目的で「高校生1万人署名」活動などをおこない、毎年、夏のジュネーブ軍縮会議にあわせて代表を派遣している[1]

1人ひとりの力は微力だが、無力ではない」がスローガン。

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この高校生平和大使は、毎年、日本全国から選ばれた高校生が核兵器廃絶を求める署名を集める「高校生1万人署名」活動を行い、スイスのジュネーブにある国連ヨーロッパ本部に届ける活動などを続けているんです。

 

 

この団体、今年も含めて5年連続でノーベル平和賞の候補に推薦されていたんです。

 


署名活動以外にも、次のような行動を行っており外国でも同調する取り組みが起きています。

 

 

  1998年~ 国連を訪問し、核兵器廃絶と平和な世界の実現を訴え

  2007年  ブラジル・韓国及びペルー籍の高校生が参加

  2012年  ブラジルの高校生が参加

       外務大臣感謝状が授与

  2013年  外務省ユース非核特使第1号の委嘱

  2014年  民間人として初めて軍縮会議本会議場でスピーチ

 

 

この高校生平和大使は、公募により日本全国から集められ、1期1年で活動を行っており、任期終了後も平和活動に携わる若者もいます。

 

 

どこの国とも、どの勢力ともつながりがなく、ただ、ひたすら『反核平和』を求める若者たちの活動こそ、ノーベル平和賞の受賞にふさわしいと思っています。

 

 

天国のノーベルさん、たのんまっせ~!!

 

 

 

 

今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

 

 

今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。

 

 

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<10月9日の誕生花>

ホトトギス

花言葉:永遠にあなたのもの、秘めた意志

<画像は、ネットからお借りしています>