皆さん、お早うございます。
五島地方、今日は、曇り空でスタートです。
ワシの暇つぶしの一つに、ネットでハローワークの求人情報を見るというのがあります。
いえいえ、ワシが働こうというのではありませんよ。(第一、使い物にならないし・・・。^^;)
ただ、地域の状況を見るのに手っ取り早いんです。
一昨日も、ちょっとのつもりで覗いたら、とんでもないものを発見してしまったのです。
その名も「パソナ」!!
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求人区分 |
パート |
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雇用形態 |
有期雇用派遣パート |
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派遣・請負等 |
派遣(派13-304674) |
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募集の理由 |
欠員補充 |
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仕事の内容 |
長崎県が新型コロナウイルス感染症の無症状者及び軽症状者の宿泊 |
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試用期間 |
なし |
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雇用期間 |
雇用期間の定めあり(4ヶ月未満) 雇用期間 2022年3月21日〜2022年4月30日 契約更新の可能性 なし |
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正社員登用 |
なし |
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学歴 |
不問 |
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必要な経験等 |
不問 |
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普通自動車運転免許 |
あれば尚可(AT限定可) |
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必要なPCスキル |
ワード・エクセルの基本操作 |
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年齢 |
制限あり 年齢制限範囲 18歳〜 年齢制限該当事由 法令の規定により年齢制限がある 年齢制限の理由 深夜勤務があるため |
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勤務地 |
就業場所はハローワークへお尋ねください |
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マイカー通勤 |
可(駐車場あり) |
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転勤 |
なし |
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受動喫煙対策 |
受動喫煙対策あり(屋内禁煙) |
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給与、手当について |
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賃金 |
2,000円〜2,000円 ※フルタイム求人の場合は月額に換算した額、パート求人の場合は時間額を表示しています 給与の内訳 基本給(月額平均)又は時間額 2,000円〜2,000円 定額的に支払われる手当 - 固定残業代 なし 賃金形態 時給 |
昇給 |
昇給制度 なし |
賞与 |
賞与制度の有無 なし |
実費支給(上限あり) 月額30,000円 |
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給与の締め日 |
固定(月末) |
給与の支払日 |
固定(月末以外) 支払月 翌月 支払日 15日 |
『ええ~~~~!!』って思いましたよ。
こんな所まで、こんな仕事まで、侵食しているのか、とね。
白アリより酷いじゃありませんか。
それで気になりネットで他の事例を探してみると、ぴったしの記事がありました。
1年半前の記事ですが、そのまま転載させていただきます。
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しんぶん赤旗(2020年10月19日(月))
パソナに市職員1000人派遣 福岡市
税金10億円で委託の業務
市長・会長は首相と会食の仲
福岡市が新型コロナウイルス対策で大手派遣会社パソナに計10億円余で委託した業務に、のべ1000人超もの市職員が手伝いに派遣されていたことが日本共産党市議団の調べで分かりました。市はパソナに委託費の返還を求めておらず、特別扱いが問題になっています。(矢野昌弘)
市は返還を求めず
福岡市職員による業務の肩代わりが明らかになったのは、すべての国民に一律10万円を支給する「特別定額給付金事業」(契約額7億573万円)と今年度の「生活困窮者自立相談支援事業」(同3億2191万円)です。
「給付金」では、市の市民局長が教育委員会や農林水産局、住宅都市局など他局に援助を頼んでいました。
市民局長の依頼文は「委託業者に加え、局内の職員を動員し、対応しているところですが、(中略)処理が追い付かない状況です」と、深刻な人手不足を訴えています。
7日の市議会で、日本共産党の中山郁美団長が追及。市は、市民局外の市職員でのべ577人がパソナの応援に派遣され、残業代が335万円にのぼると答弁しました。
しかし、実態はそれにとどまりません。中山団長は「私たちの調べでは、市民局とその他の7局からのべ1000人以上の市職員が本来の職場を離れパソナの作業場で業務を行った」と指摘。さらに、他局への依頼文に書かれた市職員の従事内容を取り上げ「契約書で定められたパソナがやるべき業務そのものを市職員に手伝わせた」と追及しました。
「相談支援事業」でも、住居確保給付金支援業務に市職員のべ654人がパソナの応援に派遣されたことが明らかになりました。
「必要人員を確保できなかったということはパソナの契約違反ではないか。委託費の返還を求めよ」と迫った中山団長。これに対し、高島宗一郎市長は「委託費の返還を求める必要はない」と答弁しました。
自治体業務の民間委託の問題に詳しい尾林芳匡弁護士は「多数の市職員が駆り出されてやっているのであれば、それほど多額の委託料が必要だったのか、市の財政を有効に使う点からみて疑問だ」と指摘します。
福岡市におけるパソナやグループ会社との過去5年間の契約総額は14億円余でした。今年度は、すでに8月末時点で契約金額が確定したものだけでも計15億1000万円余の委託契約をしています。
同市と同社の関係は―。菅義偉首相の政策ブレーンでもあるパソナの竹中平蔵会長は、菅首相と共に国家戦略特区の諮問会議のメンバーです。戦略特区の区域会議が福岡市で開かれた際、竹中氏と高島市長は同席。高島市長は特区を熱心に推進しています。両者はそれぞれに、「規制緩和」を進める菅首相と食事をするなどの共通点もあります。
中山団長は「ずさんな契約でパソナに多額の利益をもたらし、苦境にある市民への給付は大幅に遅らせ、その尻拭いに市職員を大量動員。市民や市職員を犠牲にしてパソナだけを思いやった市長の契約者責任は重大だ。地方公務員法違反の疑念も残る」と指摘します。
本紙はパソナに取材を申し込みましたが、18日夕までに、同社からの回答はありません。
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酷い話じゃありませんか。
行政は国民のため、市民のためにあるのかと思っていたら、パソナのためにあるみたいですね。
竹中平蔵先生に関しては、有名な話がありますね。
若い頃の話ですが、二人で研究していたのに、相手の方には無断で博士論文として提出して、自分だけ博士号をいただいた、って事実。
根っからの『横取り魔』、なんですね。
ところで、一時はやっていた『行政のスリム化』ですが、その結果が、今回のコロナ禍で弱点を見せましたね。
大阪がその典型。
保健所の数を減らしたり、職員を減らした挙句には、コロナ対応が出来ずに他の自治体に比べて群を抜いて死者を出してしまった。
挙句の果てが、吉村さんいわく「高齢者で基礎疾患のある方々だから」。
だから、死んでも仕方がない、ってか?
大阪は、怖い所ですね。
ところで、パソナですが、コロナ対応まで手を伸ばし、『行革』『人減らし』を煽った挙句には、その隙間を埋めるように、自分たちの事業を伸ばしている。
民間活用とか言いますけど、現状では、『民間の力を活用する』ではなく、『民間が行政(税金)を活用している』状況になっていますね。
それでも、『普段はあまり仕事のない部署の公務員を減らして、非常時だけ民間を活用しているんだから良いじゃないか』と言う意見もあるでしょう。
でも、そうした業種については、それなりの工夫の仕方があるんです。
『広域事務組合』というやり方が。
小さな自治体で、普段は必要のない『力』を日常的に維持するのは大変だから、幾つかの自治体が協力して特定業務の事務所を作り、必要とする場所に力を入れるというやり方が。
例えば、消防などがそうです。
複数の自治体で広域消防を作り、広範囲に稼働している。
保健所でも、こうしたやり方をすれば、もっと機動的に動けるし、パソナに中間搾取されることもない。
パソナの暗躍は、行政の在り方自体を『自分の生存』に合わせた歪な形にしていっている。
パソナの動向には、議員のみならず、国民自身が厳しい目で臨まないと、税金をまるでストローで飲むように、飲み干されてしまいますよ。
今日も最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。
今日一日が、皆様にとりまして、素晴らしい一日となりますようお祈りいたします。
ブログ投稿数 2082本目
ブログ投稿日数 2019日(連続投稿日数131日)
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<3月25日の誕生花>
花言葉:持続、未来への憧れ、エキゾチック
<画像は、ネットからお借りしています>