『首相より尾身会長の方が政治家らしい』との評価が出てくるわけ。
分科会の尾身会長については、シカリさんとしては最後の最後に政治に屈してしまったと思っていますが、巷では、『首相より尾身会長の方が政治家らしい』などと評価されているらしい。
はたして、それは尾身会長が途轍もなく能力が高いために出ている話だろうか。
ワシは、そうは思はない。
ワシは、こうした評価が出てくる理由は、日本の政治家が『途轍もなく質が落ちているから』だと思っています。
「原稿を棒読みする首相」
なぜなのか。
それは、状況を自分の頭で理解出来ず、分析できず、説明するための言葉に変換できないからだと思います。(まあ、ワシが人のことを言えた義理ではないですけどね^^;)
もちろん、尾身会長は専門分野でワシらには想像できないくらいの知識や経験をお持ちでしょう。
でも、政治家としての人々には、そうした極めてレベルの高い専門的知識は必要ではないと思うんですね。
要は、素直に現実を受け入れ、他人の知識を借りながら、的確に把握し、課題解決に向けた処方箋を作り上げる力があれば良いんだと思うんですね。そして、その処方箋について国民に説明できれば、それなりに評価を受けると思うのですが、現在の自民党の政治家のほとんどが違う。
現実を見る前に損得の計算。自分の票への見返りの計算。そんなことで、素直に現実を見ることも出来ない。
そんな人ばかり。
しかも、ウソを平気で言える。
1万人以下、と言ったかと思うと、2万人の開会式を行うという。ビックリして、抗議する気も失せてしまうよ。
秋には衆議院議員選挙が行われるから、ぜひ、普通に政治家としての資質を備えた人を選びたいものですね。
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棒読みする首相より政治家らしい尾身茂会長 百戦錬磨の官僚も戦々恐々
日刊スポーツ、6/20(日) 10:00配信
スポーツ担当ではあるが、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長(72)を取材する機会があった。最近では、東京五輪・パラリンピック開催に伴う新型コロナウイルス感染拡大のリスク提言を発表する数日前。発表日程や内容を取材しようと、他の記者とともに、政府に出入りする尾身氏を囲んだ。
16日の分科会終了後の会見で、イベント開催条件について「五輪とは関係ない話として了承した」と発言した。五輪に準用される見通しとなるだけに、「五輪とは無関係」発言に質問が集中した。
尾身氏は翌日に控えた首相会見で、五輪関連の質問が矢継ぎ早にあるのではと言われても「今日(=分科会後の会見)と一緒でしょう」。別に何かありますか、といった感じで平然としていた。何度か政府内で見かけたが、悠然と歩き、小走りや早歩きする姿を見たことがない。常にトーンが変わらず、ひょうひょうとしている印象を受けた。
ある政府関係者は尾身氏の印象を「つかめない。なかなかのお人です」と言った。「官僚に対して『国会答弁では、どこまで踏み込んで話してよいのか』などと質問し、説明にしっかり耳を傾けます。官僚は『ここまでは言ってくださって大丈夫です』などと説明するのですが、いざフタを開けると、まるで話し合いがなかったかのように、踏み込んで答弁されていました(笑い)」。百戦錬磨の官僚も戦々恐々としていた。
有志でのリスク提言などで、政府との間の溝は確実に生じている。一方、首相がG7で開催を表明したからと、提言には中止や延期に関する言及を盛り込まなかった。専門家としてきっちり仕事しつつ、政府が受け入れられる余地も残しているかのようだった。
首相会見でも、いつもどのような質問にも抜かりなく答えている。官僚が用意したペーパーを棒読みする首相よりも、よほど政治家らしく見えてならない。【近藤由美子】(ニッカンスポーツ・コム/スポーツコラム「We Love Sports」)