でも、ワシの小さい頃は、暑くて眠れない夜が続いていたのですだ。
暑くて、たまらず雨戸も開け広げて寝ていると、
ブ~~ン、ブ~~ン、ブ~~ン。
さらに眠りを邪魔する軍団が登場するのでツ。
ブ~~ン、ブ~~ン、ブ~~ン。
さらに眠りを邪魔する軍団が登場するのでツ。
そう。
蚊 |
所かまわず、刺しまくり、血を吸いまくる。
その刺された後のかゆいこと、かゆいこと。
両手で掻いても間に合わず、届く所は足でも掻く始末。
その刺された後のかゆいこと、かゆいこと。
両手で掻いても間に合わず、届く所は足でも掻く始末。
このような蚊の襲撃を防ぐために、実は強力な武器があったのでツ。
そこで登場するのが、蚊帳(かや)。
蚊帳?
なんでツか?
最近の人たちは、蚊帳なんて見たこともないでしょうし、知らないっしょ。
簡単な話し、目の細かい網を立方形に仕立てたもので、
それを部屋の四隅にぶら下げて、その中に布団を敷いて寝るのでツ。
それを部屋の四隅にぶら下げて、その中に布団を敷いて寝るのでツ。
大体、想像できたでしょうか?
早い話が、網の中で寝るわけ。
これなら蚊も手が出せま(違った)・・・針が出せません。
早い話が、網の中で寝るわけ。
これなら蚊も手が出せま(違った)・・・針が出せません。
これで雨戸を開け広げて、寝ることが出来るというわけ。
でも、雨戸を開けても蒸し暑くて寝苦しい夜が、ひと夏に数日ありまスた。
でも、雨戸を開けても蒸し暑くて寝苦しい夜が、ひと夏に数日ありまスた。
そんな時、母はウチワであおいで、ワシらを寝かせつけてくれたわけ。
でも、不幸にも一定の時間内に寝ることが出来ないと、
地獄のような暑さに、泣くはめになるのでスた。
でも、不幸にも一定の時間内に寝ることが出来ないと、
地獄のような暑さに、泣くはめになるのでスた。
ワシらを寝かせつけるためにあおいでいた母も、何時しか寝てしまうわけよ。
眠れないワシは、「暑かよー」とジタバタ。
すると、寝ていたはずの母が、「動くと、もっと暑くなるよ。」と、
また、ウチワであおいでくれる。
すると、寝ていたはずの母が、「動くと、もっと暑くなるよ。」と、
また、ウチワであおいでくれる。
で、一定時間経過すると、ばたっ、と母の手は倒れるのでありまスた。
ビュンビュン回る羽根が、涼しい風を送り出してくれる。
嬉しくて、扇風機の前に顔を突き出して、涼んだ記憶がある。
嬉しくて、扇風機の前に顔を突き出して、涼んだ記憶がある。
ふと、声を出してみると、羽に声が切られて、波打つように聞こえるわけ。
それが、また面白くて、首振りを追いかけながら、声を出して遊んでいたんよ。
わ~、ゎ~、わ~、ゎ~、わ~、ゎ~。
それが、また面白くて、首振りを追いかけながら、声を出して遊んでいたんよ。
わ~、ゎ~、わ~、ゎ~、わ~、ゎ~。
ところが、この機械は油断が出来ない。
これをつけたまま寝ると、声が出なくなったり、お腹が痛くなったり。
これをつけたまま寝ると、声が出なくなったり、お腹が痛くなったり。
1969年、国際科学会議(ICSU)によって、環境問題を扱う初めての世界的学術団体となる環境問題科学委員会(SCOPE)が設立される。また、1979年2月に開催された世界気候会議では、具体的な気候研究の計画の概要を定め、研究データの利用を推進することなどを規定した世界気候計画が採択される。1979年、全米科学アカデミーがこれらの学術報告をまとめ、「21世紀半ばに二酸化炭素濃度は2倍になり、気温は3±1.5℃上昇する」とするチャーニー報告を発表した。【ウィキペディアより】
この扇風機にも慣れてくると、またしても贅沢な声。
「ただ、ぬるい風をかき回すだけやもんね~」
人間(ワシも含めて)は、贅沢なものです。
扇風機に出会ったときの喜びは何処へやら、そのうち、暑さも扇風機のせいにする始末。
扇風機に出会ったときの喜びは何処へやら、そのうち、暑さも扇風機のせいにする始末。
「この音が、暑さば、倍増するもんね~」
その様な声が聞こえてか、扇風機は引退することとなりまスた。
変わって登場したのが、エアコン。
我が家にエアコンが登場したのは、20年ほど前のこと。
我が家にエアコンが登場したのは、20年ほど前のこと。
涼しいだけでなく、サラッとした爽やかな風には驚いたものです。
ところが、このエアコンも、ずっとその中で生活すると身体がだるくなる。
ところが、このエアコンも、ずっとその中で生活すると身体がだるくなる。
ウチワの時代、扇風機の時代、エアコンの時代。
生活の快適さは、徐々にアップしてきた。
しかし、ワシらの感覚は、最初は満足するものの一定の期間経過すると、
それが普通になってしまって、次の不満が芽生えてくるわけ。
なんと、厄介なことかいな。
しかし、ワシらの感覚は、最初は満足するものの一定の期間経過すると、
それが普通になってしまって、次の不満が芽生えてくるわけ。
なんと、厄介なことかいな。
1997年のCOP3では、初めて具体的に排出量の削減を義務づける内容を盛り込んだ京都議定書が議決された。これは世界的に様々な温暖化の緩和策の進展を促すこととなった。しかし主要な排出国である中国に削減義務が無かったり、また国によって義務の厳しさが異なるなどの規定は、その後も議論の焦点となった。 これ以降のCOPでは、京都議定書の運用事項について細かい部分まで協議が進められ、2001年のCOP7では、最終的な合意(マラケシュ合意)に至った。2002年に開かれた持続可能な開発に関する世界首脳会議やこれ以降のCOPでは、対策に関して途上国と先進国の南北問題による対立も濃くなっていった。ただ、IPCC第3次評価報告書やスターン報告などにおいて科学的にリスクの大きさと対策の必要性がより確かになるにつれ、政治や経済の場においても地球温暖化への対策が検討されることが増えていった。 2005年には京都議定書が発効し、法的にも削減義務が発生した。2007年末の時点では、欧州などは再生可能エネルギーの普及を中心とした強力な政策により、最も厳しい-8%の義務を達成する見込みである。その一方で義務の無い中国の排出量は激増し、米国が離脱し、カナダも目標達成をあきらめ、日本も排出量を増やすなど、各国の達成状況はまちまちである。 また温室効果ガスの削減としては、現在京都議定書による削減目標提示が最も大規模なものであるが、スターン報告やIPCC第4次評価報告書により集約された科学的知見によれば、それよりも一桁多い削減量が必要とされている。このため京都議定書以上の削減目標(ポスト京都議定書)についての議論も現在行われている。【ウィキペディアより】
セミの鳴き声が聞こえない
徐々に、便利・快適になっていく生活の一方で、ワシ等が想像も出来なかった変化が起きていたのですよ。 南方のツバルと言う島は、上昇する海面に国土が侵食され、一部ではオーストラリアへの移住を。
ロシアの永久凍土が年々縮小。
南極の年間を通じて氷に覆われている区域が減少。
台風の発生地点が、約5000km北上。(つまり、暖かい海水温域が北上。)
長崎の海岸では、以前は見られなかったオニヒトデが生息するようになり、海岸の生態系に変化。など。
ロシアの永久凍土が年々縮小。
南極の年間を通じて氷に覆われている区域が減少。
台風の発生地点が、約5000km北上。(つまり、暖かい海水温域が北上。)
長崎の海岸では、以前は見られなかったオニヒトデが生息するようになり、海岸の生態系に変化。など。
五島は、大島と並んで椿が多いことで有名です。(え?知らない。)
その椿の花が、今年は、蕾のまま腐れが入り、咲くことなく落ちてしまうものが異常に多かったのでツ。
いつもなら、葉の緑と花の赤が見事なコントラストを見せるのに、今年は、鮮やかな赤は、点々としか見えませんでしたのよ。
蕾がやや大きくなり、ラグビーボール状になった状態で、花びらのあちこちに褐変(かっぺん)した箇所が見られるようになり、数日すると落下して地面にゴロゴロしていたのです。
気づかなかった皆さん、来年の3月末から4月の上旬に注意して観察してくださいね。
いつもなら、葉の緑と花の赤が見事なコントラストを見せるのに、今年は、鮮やかな赤は、点々としか見えませんでしたのよ。
蕾がやや大きくなり、ラグビーボール状になった状態で、花びらのあちこちに褐変(かっぺん)した箇所が見られるようになり、数日すると落下して地面にゴロゴロしていたのです。
気づかなかった皆さん、来年の3月末から4月の上旬に注意して観察してくださいね。
さらに、先週末くらいから、とても気になっていることがあります。
五島の梅雨明けの特徴は、いつも雷を伴った大雨が降り、梅雨が明けた次の日からは、セミの大合唱が聞かれることです。
大雨が降ったのは、20日の深夜から21日の早朝にかけて。
普通なら、これでセミが鳴き出せば、いつもどおり梅雨明けと行く所なんよ。
だが、セミが鳴かないんでツ。
気になって、気になって、職場へ向かう道でも木があれば、覗き込む始末。
普通なら、これでセミが鳴き出せば、いつもどおり梅雨明けと行く所なんよ。
だが、セミが鳴かないんでツ。
気になって、気になって、職場へ向かう道でも木があれば、覗き込む始末。
耳鳴りも、セミの声に聞こえるほど、心配しているのです。
どこかで鳴いているの?
ワシにだけ聞こえないの?
五島だけ、まだ、鳴きださないの?
もう少ししたら、いつものように一斉に鳴きだすの?
ワシにだけ聞こえないの?
五島だけ、まだ、鳴きださないの?
もう少ししたら、いつものように一斉に鳴きだすの?
お~い、出て来いよ~~~。