江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

五島市少年相撲教室

 ワシは、運動オンチ。

 ルールがわかるのは、野球・ソフト・相撲くらいかな?サッカーも少しはわかるけど、あんまり興味はないです。
 興味があるという野球にしても、ヤクルトのファンと自認しているが、ヤクルトの選手の名前も知らない有様。古田がいたからファンだったのか、彼以外の名前は、ピンと来ない。
 テレビで見ていれば、なんとなく「おー、こいつもヤクルトだったのに、なんで今は巨人なんや~」とか思い出します。

 前振りはこれくらいにして、その運動オンチのシカリさんは、今日は「五島市少年相撲教室」なるものを覗いてきました。
 いえね、「宮古ぅ~」のぶんちゃんの記事を読んで、妙に相撲が懐かしくなったわけ。

 そこにタイミングよく、このような行事があるとの情報。
 いつになく、いそいそと出かけました。

 行ってみると、なんと、本物の相撲取りが来て指導しているではないか!
 
 ご指導の面々は、境川親方、豪栄道、佐田の富士、薩喜海でした。最初は、恥ずかしそうにしていたちびっ子達も、すぐになれて嬉しそうに練習していました。

 その模様を付録のデジカメで撮ってきましたので、どうぞ。

イメージ 1

女の子も、マワシを締めてもらっていました。

イメージ 2

伸脚(しんきゃく)という事前運動です。指導は、薩喜海さんです。

イメージ 3

鉄砲の練習です。チョット、痛々しいでツ。指導は、佐田の富士さんです。

イメージ 4

佐田の富士さんに、三人で挑戦してみました。

イメージ 5

豪栄道さんに、一対一で練習をつけてもらう中学生です。

礼に始まり、礼に終わる

 練習の進行を取り仕切っていらっしゃった境川親方。
 子供達に、さかんに「礼に始まり、礼に終わる。」という言葉を教えていました。こうして練習を間近に見て、その言葉の重みが伝わってきました。

 ところが、やはり現代っ子、どうしても話しを聞かない子が何人かいるもの。
 年寄りとしては、他人の話をキチンと聞くことが出来ない子が増えているんだな、ということを実感した一日でもありました。

 スタッフの一人が、「はい、親方の話しを聞いて」と注意しても、横向いたり、後ろ向いたり、つまり話しを聞くということは、話す人の顔を見て聞くものだということをおそらく知らないのだろうと思う。
 『聞こえているから、いいよ』という感じではないだろうか。
 さらに、付いて来ている父母も咎める気配はありませんでした。
 そのうち、若手の力士が注意をしてくれ、前を向いて話しを聞く体制になりました。

 お父さん、お母さん、子供さんたちに、話しを聞くと言うことは、話しをする人に向き合って聞くと言う事を教えてくださいね。ついでに、聞いている、じゃあだめですよ。

 こうした、少し礼を失するような子供達にも、境川親方は冷静に、根気良く教えてくれていたのです。
 「最初から、きちんと出来ないだろうけれど、少しずつ上手になれば良いからね」
 
 ありがたい一日でした。

 ついでに、配布されたパンフレットに面白い言葉が載っていたので、ご紹介。

 <気鎮めの型>
  蹲踞(そんきょ)の姿勢を言うようです。
  ①相手を尊ぶ型
  ②気を鎮める

 <塵浄水(ちりちょうず)の型>
  蹲踞したあと、手を足の内側に伸ばしたり、もみ手したり、手を開いたりする、あのしぐさのことです。
  ①まわしひとつにて、正々堂々と相撲をとる事を誓う礼儀を表す。
  ②一説には、私の身体には、刀・切れ物は、一切隠していないと、知らせるしぐさとか。

 <四股の型>
  ①古来は、醜(しこ)と言った。
  ②四股は、悪鬼、悪霊を鎮圧して、土俵を清める。


 全国の良い子の皆さん、相撲にチャレンジしてはいかがですか?https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gotoshikari/20010101/20010101002220.gif


境川親方、豪栄道さん、佐田の富士さん、薩喜海さん、ありがとうございました!