江戸っ子でぃ

藩・領民のために存在・行動するのが君主であり、“君主のために存在・行動する藩・領民”ではない。

学術会議問題に見える自民党の反国家的体質

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覇気がありませんな~~


菅総理は就任後初めて外国訪問を行っているが、会見場などの様子を報道で見る時、がっかりする。

 

なぜ?

 

まあ、見事に覇気のないお顔をされていること・・・。^^;

 

ところで、例の学術会議問題で菅総理は、面白いことを言いましたね。(もう、4日も前のことですが記事に出来なくて・・・)

 

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菅首相、学術会議・梶田会長との会談で伝達 「国民に理解される存在であるべき」

TBS,16日 18時33分

 

 日本学術会議の梶田会長と会談した菅総理は報道陣の質問に答え、学術会議は「国民に理解される存在であるべき」などと伝えたことを明らかにしました。  

 

 「私からは、これまでのインタビューなどで申し上げておりますように、学術会議が国の予算を投ずる機関として、国民に理解をされる存在であるべき。こうしたことを申し上げました」(菅首相)  

 

 午後6時過ぎ、菅総理は報道陣に対し、このように述べたうえで、政府として井上担当大臣を中心に梶田会長と連絡を取りつつ、今後の学術会議のあり方について話し合うことで合意したということです。しかし、焦点となっている会員候補6人の任命を見送った詳細な理由を梶田会長に伝えたかどうかについては言及しませんでした。  

 

 16日の会談はおよそ15分間行われ、梶田会長は6人の任命見送りの説明や会員への再任を求める要望書を菅総理に手渡しましたが、梶田会長によりますと、任命見送りに関する明確な説明はなかったということです。

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「国民に理解される存在であるべき」???

 

ハッキリ言いますけど、そんな難しいこと国民に投げられてもわかりませんよ。

 

と言うか、主語をすり替えることで、自らの意思を表明しただけでしょう?

 

つまり、「国民」とは「私・菅義偉総理」のことで、「理解される」とは「受け入れられる」ということでしょうが、回りくどいことを言いやがって!

 

第一、法的にも日本学術会議は政府との関係で設置されているんだし、最終的に国民のためになるとはいえ、窓口は政府なんだから、政府はしっかり仕事しろよ。

 

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第四条 政府は、左の事項について、日本学術会議に諮問することができる。

第五条 日本学術会議は、左の事項について、政府に勧告することができる。

<具体的事項は省略しました>

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まず、総理自身が一番、理解すべきなんですよ。

 

ところが、菅ちゃんは、その存在意義すら理解していない。いや、菅ちゃんだけでなく、安倍ちゃんも逃亡していた甘利ちゃんも、つまり自民党の多くが理解していない。

 

これはどうしたことかと考えてみました。

 

結果が、この人たちは「事実を事実とみることが出来ず、全て属人的関係の中でしか評価が出来ない人種なんだ」ということ。

 

簡単に言えば、自分や友人との利害関係の中でしか周囲を見ることが出来ない人々。

 

以前、「美しい国・日本」を取り戻すとか、守るとか言っていた人もいたけど、よくよく考えれば、この人たちがしていることは、国力をそぐ行為と言える。

 

学術会議会員となっておられる皆さんをはじめ、ほとんどの学者の皆さんの研究は、その人の所有物ではない。それぞれの学問に歴史があり、次々に受け継がれてきた事柄を新しい知見に基づき研究されている。

 

言うならば、日本の歴史の一つの大きな成果の流れと言える。

 

学者の研究も属人的なものではない。

 

自民党に連なる人々には、ここも理解できない。

 

あくまでも個人的行為としか映らないから、気に入らない意見発表をすると、その人すべてを否定してしまう。幼稚と言えば幼稚な思考方法なんだろう。

 

まともな思考が出来ず、日本学術会議をまるで敵扱いにするのは、外国に向かって政権が自国の学問の歴史に唾をかけているようにアピールしているようなもの。

 

取り巻きのマスコミ人も、少しは恥ずかしいということを知るべきだ。

 

さも学術会議が仕事をしていないように発信する人々がいるが、学術会議のホームページを確認すればすぐに活動内容は分かる。

 

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(答申)

2007-05-30  地球規模の自然災害の増大に対する安全・安心社会の構築

2004-08-03  地球環境・人間生活にかかわる水産業及び漁村の多面的な機能の内容及び評価について

2001-11-01  地球環境・人間生活にかかわる農業及び森林の多面的な機能の評価について(答申)

 

(回答)

2020-6-18  回答「科学的エビデンスに基づく「スポーツの価値」の普及の在り方」

2019-8-1   回答「人口縮小社会における野生動物管理のあり方」

2018-12-19  国際リニアコライダー計画の見直し案に関する所見(回答)

2015-3-6   科学研究における健全性の向上について(回答)

2013-9-30  国際リニアコライダー計画に関する所見(回答)

2012-12-26 アジアの大都市制度と経済成長に関する検証および日本への示唆(回答)

2012-09-11  高レベル放射性廃棄物の処分について(回答)

2011-09-1   河川流出モデル・基本高水の検証に関する学術的な評価(回答)

2010-08-17  大学教育の分野別質保証の在り方について(回答)

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以上のほか、勧告、要望、声明、提言、報告、会長声明、共同声明、幹事会声明など多数の成果発表をしている。

 

自民党政府と違って、会議内容を改ざんしたり、廃棄したりしていない。会議録も全て公開されている。

 

ちなみに、「何年も答申も出していない」という政治家などもいたが、「答申」は政府からの「諮問」があって初めてなされるもの。

 

さぼっていたのは学術会議ではなく、政府の方なんだよ。

 

政治を遂行するにあたって、科学的に思考することもなく、自分たちの損得のみで判断決定してきた自民党政治は、日本を奈落の底に引きずり落とす反国家的政治と言わざるを得ない。