東日本大震災の津波で児童７４人と教職員１０人が犠牲になった宮城県の石巻市立大川小学校を巡る訴訟で、宮城県は３０日、学校側の過失を認めて児童２３人の遺族に計約１４億円を支払うよう市と県に命じた仙台地裁判決を不服として、仙台高裁に控訴する方針を固めた。
石巻市はすでに控訴を決めており、３０日の臨時市議会で、承認する議案を１６対１０の賛成多数で可決した。
判決は、津波の到来を知らせる市の広報車の呼びかけを教員が聞いており、「遅くとも津波が到達する７分前までには、危険が迫っていると予見できた」と認定。避難先に選んだ川の近くの小高い場所は津波から逃げ場がなく、「避難場所としては不適切だった」と判断した。
最終更新:10/31(月) 9:45
控訴して判決を翻すほどの証拠とか手に入れたのでしょうか？
あの事件の時、どうして学校はまともな判断が出来なかったのか、って不思議でした。校長は不在で、教頭が校長などと連絡を取りながら、おそらく、その現場にいた先生方とも協議して方針を決めたのでしょうが、それにしても理解できないことでした。
後で知ったことですが、子どもたちの中には、学校のすぐ後ろにある山に逃げようと言った子もいたとか。山に逃げたいという子どもを拘束して、５０分余りも校庭で待機させ、川沿いの所に誘導するのに、どれほどの根拠があったのでしょうか。学校で作ったマニュアルかなんかに書いていて、その通りに動いたのでしょうか。
被害に遭う少し前には、役所の車が津波の到来を知らせに回っていて、先生たちもそれを聞いていたというのに。なぜ、この集団はフリーズしてしまったのでしょうか。
おそらく、日ごろから上の言うことに対して違った意見を言えるような職場で無かったのでしょうね。
事件後に、子どもや先生たちから聞き取りした資料の一部を廃棄していたということも明らかになりましたね。なんということでしょうか。
控訴した裁判で、果たしてどのような結果が出るのか。第一審と変わらない結論が出ることを祈っています。それにしても、訴えている家族にとっては辛い時間が続きますね。どうせなら、その精神的負担の賠償も含めて、新たな裁判を起こしたらいかがでしょうか。
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