2015年8月27日0時55分 スポーツ報知
「生活の党と山本太郎となかまたち」の共同代表を務める山本太郎参院議員(40)が26日、参議院平和安全法制特別委員会での質疑で、防衛省が2年前に作成したという「企業から自衛隊へのインターンシッププログラム」に関して、中谷元防衛大臣(57)に対し「これは、新しいタイプの徴兵制ではないか」などと質問した。
プログラムは、企業の就職者を2年間自衛隊に派遣するもの。山本氏が、「これは企業の命令によって2年間自衛隊勤務をさせられるということ。新しいタイプの徴兵制ではないか」と問うと、中谷大臣は「当時は、あくまで2年に限ったインターンシップと純粋に考えていたのではないか。身分や給与など多くの課題があり、中身についてその後、検討されていない」と答えた。
山本氏は、意に反する苦役に服させられないことを保証した憲法18条を引き合いに出し、「(プログラムは18条違反なんですよ。それを考えず防衛省の人間が協力してイメージ作りをしていたことが恐ろしい」と訴えた。
人の弱みに付け込んで、とはこのことですね。
何十社も受験してやっと社員になったかと思うと、自衛隊で2年間の訓練。しかも、下手をすると海外での「後方支援活動」に従事させられるかもしれない。なにせ、「安全」は確保されているのだから。
勝手に「予備自衛官として活用」するそうです。「活用」ですよ、「活用」。物じゃあるまいし、適当に使いまわすという思想がありありとあらわされていますね。国民の命、国民の人生をこの程度にしか考えていないのです。
この研修、会社のお偉いさんにコネがあれば免除されることが出来るんだよね。なにせ、法的裏付けがあるわけじゃないから。なんと理不尽なことでしょう。
こんな事態にならないように、まずは、安保法案を廃案に追い込む必要がありますが、昨日は、国会周辺では12万人の人たちが集会やデモを繰り広げたそうです。また、全国各地でも集会やデモが行われたそうです。
国会も山場です。諦めずに、発信しましょう。行動しましょう。
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