江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

第二の黒船、TPPが日本を破壊する









こんな記事をアップしても、ほとんど興味を持たれない。・・・^^;







でも、一人でも多くの人に読んでいただきたいのです。












TPPが医療費高騰を招く?


ニューズウィーク日本版 2015710日(金)1938


 12カ国が交渉中のTPP(環太平洋経済連携協定)で、アメリカの担当者による「不都合な真実」が発覚した。製薬業界の利益を守るためTPP参加国内での安価なジェネリック医薬品の承認阻止に奔走していたのだ。


 きっかけとなったのは、アメリカが後押しするTPPの知的所有権条項の草案のリークだ。草案では、国境を越えた特許権保護を強化し、「特許リンケージ」なるルールを加盟国に強制。これが認められると、既存薬の特許権所有者が法的異議申し立てをすれば安価なジェネリック医薬品が承認されなくなる。


 消費者保護団体は、特許リンケージのせいでTPP加盟国内ではジェネリック医薬品の製造販売が困難になり、医療費も急騰すると口をそろえる。「そうなれば世界中で薬価が上がる」と、国境なき医師団の政策担当責任者ロハット・マルピニは訴える。


 ジェネリック医薬品協会の推定では、ジェネリック医薬品の使用でアメリカでは10年間で1兆5000億ドルが節約された。


 特許リンケージ推進派の言い分はこうだ。環境と労働者の保護を強化しつつ、加盟国間の貿易を拡大する。特に製薬業界は、草案のように特許を保護するなら、数十億ドルにも及ぶ新薬への投資を続けられる──。製薬業界のロビー団体である米国研究製薬工業協会は、TPPや類似の協定の有力支持組織として大きくなり、成果も挙げている。


 患者側の権利擁護団体は、アメリカが製薬会社の利益確保をTPP交渉の主な目的にしているとする。全米退職者協会など11の組織が発表した書簡によれば、TPPは「製薬業界の優先事項をあまりにも重視しており、処方薬の適切な価格や安全、有効性、費用対効果といった消費者にとっての優先事項に重きを置いていない」。


 現段階で、リークされた草案は最終決定ではない。TPP交渉の行方を、製薬業界も固唾をのんで見守っている。


オーウェン・デービス


[2015714日号掲載]










日本人の欠点は、過去の検証をしないことと、ほんの少し先の予測をしないこと。







TPPは、マスコミでは農業の問題として報道されているけど、アメリカ資本の狙いは、そんな小さなものではありませんよ。







本当に欲しいのは、莫大な医療費。それをがんじがらめにしている国民皆保険制度の破壊です。






アメリカは先進国と言われているけど、国民皆保険制度がなかった国。最近、オバマケアとか言って、やっとその制度らしきものが出来たけど、抜け穴だらけで、以前より状況が悪くなったと言われています。






自己破産がどんどん増えているそうです。その原因のトップは医療費だそうです。






国民皆保険制度がない、だけでなく、薬価を決定するのは製薬会社。日本の場合、行政がコントロールしているけど、アメリカは製薬会社の独壇場。




日本医師会の見解>
    2013.03.15
TPP交渉参加について【2013.3.15】http://www.med.or.jp/common/images/i_pdf02.gif





TPPには、私たちに知らされていない裏がたくさんあります。





アメリカでは、0.1%の人々が国全体の富の20%を所有しているそうですが、アメリカ人から搾り取っても、まだ、足りない資本家どもは日本を狙っているんです。






農業の問題だけを報道するマスコミに惑わされてはダメですよ。






ワシが、説明するより、もっと、素晴らしい本があります。ぜひ、読んでください。

「沈みゆく大国 アメリカ」 集英社新書、堤 未果著、720円(税別)






アメリカの現状が詳しく記述されています。そのような状態に日本をおとしめるのがTPPです。




今からでも、「TPP反対」の声をあげましょう。






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