江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

十五夜お月さん

随分、アップしていませんでしたが、今日は、ワシの詩をアップします。


















十五夜お月さん


さわやかな秋風に包まれ
月を見ている
見事に真ん丸な十五夜のお月さん

ふと、耳の奥から母の声
「う~さぎ、うさぎ、何見て跳ねる~」
幼い私を傍らに座らせた母は
じっと月を眺めながら歌っていた

今思えば、あのころの母は、まだ、22・3才
月の光に何を見ていたのだろうか

幼い私は、母の思いなど知る由もなく
ただ、心地よい歌声と
綺麗な月に
いつの間にか眠っていた

「う~さぎ、うさぎ、何見て跳ねる~」
80歳の母は、今、月を見ているだろうか
それとも布団の中だろうか

61歳の私は、母のそばに座ることもなく
遠く離れた地で
一人、月を見ている


2013,9作













イメージ 1

この写真は、ネットからお借りしました。













https://local.blogmura.com/ritou/img/ritou88_31.gif 
にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ 離島情報へ

上の文字列「にほんブログ・・・」を応援クリックしてね。(一人1日1回のみ有効です。)よろしく~♪♪