江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

昨日も、今日も、明日も、ママがいない

日テレの番組「明日、ママがいない」について、今、色々な議論が出ているようですが、今日の記事の主眼はそこではありません。












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<日テレHPより>













五島市には、奥浦慈恵院という児童養護施設があります。親がいない、あるいは、さまざまな理由で親と一緒に生活できない子供たち30数名がシスターたちに見守られて生活しています。













 五島市平蔵町の児童養護施設、奥浦慈恵院。

 堂崎に木造教会を建設したマルマン神父が1880年、大泊で開設した「子部屋」が前身だ。民家を活用した「子部屋」では、同神父が信頼を寄せた濱崎ツイさんを中心にカトリック信者の娘たちが協力し、貧困家庭の要保護の子どもたちを引き取った。当時、島の人々は貧しく、双子の一人や障害児などを闇に葬る「間引き」もあったという。

 「子部屋」は83年、教会に隣接する形で堂崎に移転。娘たちは農耕自活しながら児童養護に献身し、修道的営みの場は「女部屋」と呼ばれた。

 後任のペルー神父は、新天主堂の建設に着手すると同時に、別の山林を購入、開墾。「子部屋」などを移設して養育施設と修道院を設置した。

 1909年、財団法人認可を受け奥浦慈恵院に。

 同院は2006年10月、現在地へ移転。三階建ての清楚(せいそ)な施設に三十五人の子どもたちが暮らす。濱村院長は「今は虐待など昔とは違った問題がある。親が親でなくなり、子どもたちは癒やしがたい心の傷を負ってくる場合もある」と話す。

 社会の矛盾は、いつも弱い立場の子どもたちにしわ寄せが来る。奥浦慈恵院は「子部屋」設置から約130年間、子どもたちと共に歩み、入所者総数は2500人を超えたという。

(2008年4月26日長崎新聞記事より。一部修正)












シカリさんも、二度訪問し、子供たちと会ったことがあります。色んな背景を抱えながらも明るく元気に生活しています。見守ってくれるシスターや先生たちの愛情を感じると同時に、何もできない自分に歯がゆい思いをしたことがあります。





















国際養子縁組禁止の法律づくりの狂奔する自民党野田聖子議員ってどんな感覚の持ち主なんや?











親がいない、また、育てられない子供たちは、こうした施設で生活するか、養子縁組で育て親を見つけてもらうかして生活するわけです。その養子縁組の一つに、国際養子縁組があるわけです。何らかの理由(病気や障害など)で国内で養親を見つけられない子供に、海外の養親を斡旋するそうです。












これに対して、自民党野田聖子議員らは国際養子縁組を禁止し、罰則までもうけるような法律を準備し、今年にも国会に上程できるよう準備をしているそうです。その理由は・・・












 「海外に(養子が)行ってしまうと追跡ができない。その後、本当に幸せに暮らしているかどうか、私たちの国では保証できない」(自民党 野田聖子 議員)














どう思いますか?国内の子供たちは、政治のカバーを受けて全員が幸せに暮らせていますか?虐待はなくなりましたか?育児放棄はなくなりましたか?













たとえ、国家による追跡が出来なくても、親と生活できない子供が、たとえ一人でも、海外の親に育ててもらうことによって幸せになれるのであれば、それに越したことはないと思うのですが、その道すら奪うのですか?












昨年末には特定秘密保護法が国民の不安を横目に成立しました。自民党公明党の安定多数政権は、親のいない子供にとって、唯一幸せになれる方法を断ち切ってしまうのです。















私たち日本人は、なんという国を作ってしまったのでしょうか。











「追記」・・・2007年6月21日に開設しました当ブログ、なんと今日(1月24日)、訪問者数10万人を達成いたしました。ご来場くださる皆様のおかげでございます。ありがとうございます!まあ、今後も、ボチボチ続けますので、よろしくお願いします。












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