遺書には、「一つの小さな命とひきかえに、(小学校の)とうはいごうを中止してください。」と書いていたそうです。 |
校長は、「・・・こんなに深く悩んでいたことをつかめず、申し訳ない。」と謝罪したそうです。 |
なんとも痛ましいことです。教育委員会は、色んな事情で「適正規模」校での教育を考えて統廃合を進めているのでしょうが、思いのほか、子供たちも悩んでいたのですね。 |
こうした事件のたびに、校長のコメントが出されますが、全てを把握するのは無理な話し。 |
今回の事件は、小学校の統合に苦しむ子供の心情が背景にありますが、もっと、大事な『遠因』を見忘れてはいけない。 |
間違ったメッセージを送ってしまった大阪の大人たち・・・・ |
ついこの前、橋下大阪市長は「命が失われたというのに、部活をするなんて、体育科を存続するなんて」とマスコミを通して、繰り返しメッセージを出し続けました。 |
その結果、体育科という名称はなくなり、普通科での試験を行うこととなりました。 |
体罰の問題と体育科の存続の問題は、まったく別次元の話のはず。 |
ところが、この無理な横車が通ってしまった。つまり、命を投げ出せば、なんでも通るという現実を子供たちに見せてしまったのです。 |
一見、亡くなった生徒に思いをはせているようで、実は、命と引き換えに交渉が出来るという、命を軽んじる思潮をまき散らしたのです。 |
多感な小学5・6年生、中学生が受けた影響は計り知れないでしょう。 |
ケアが必要な事態だと思うのですが・・・。 |
ケアで、もっとも大事なのは、間違ったメッセージを発した本人が謝罪することだが、そんなことはしないだろう。(大阪市のことじゃないよ、ってか?) |
大阪府は、橋下府政のツケで財政が厳しくなってしまったとか・・・ |
弁護士として行き詰まり府知事に立候補し、府政が行き詰るのがわかっていたので、市長に転身し・・・(こじつけか?^^;)、実に、変わり身の早い人だ。 |
言いっぱなし、やりっぱなしを許したツケは、大阪の大人たちが払うしかありませんね。 |
子供たちには、「ならぬことはなりませぬ」としっかり教えるしかないですね。 |
そのうえで、どのような解決策があるのか、統合は是非ともしなければならないのか、必要ならば、どのように理解を求めるのか、丁寧に進めていただきたい。 |
まかり間違っても、強権で推し進めることがないように願いたい。 |