梅雨の夜。そう、雨の降らない蒸し暑い夜・・・
長く降り続いた雨がやみ。
しかし、相変わらず蒸し暑い。
そんな夜。
ふと、外に目を向けると、街灯が曇って見える。
それほど、霧もかかっていない夜なのに。
気にもせず、再び、テレビに視線を移した老夫婦。
クーラーの冷気は、少し、きつい。
「ちょっと、外の空気を入れようか。」
年老いた男は、妻の様子を伺いながら、窓を開けた。
ほどなく、やわらかく蒸し暑い風が部屋に舞い込んできた。
その時であった。
やつらが部屋に流れ込んできたのである。
ぎゃあ~~~。 |
やつらは、蛍光灯の周りを飛び交い、羽根を落とし続ける。
羽根を落とすと同時に、バランスの悪い体もテーブルの上にポタポタと落ちてくる。
そうです。
イエシロアリの羽アリです。
爺さんは、とっさに、目も口も閉じ、耳も手でふさぎました。
とっても怖い夜のお話でした。
(お・わ・り)
皆さんのお住まいの地方では、こんなことはありませんか? |
この乱入者の大半は、死んでしまいます。
わずかに残ったシロアリが数万・数十万という子孫を残すそうです。
五島の梅雨の一つの風物詩ですが、どーも、慣れませんね~。^^;
そういえば、今日で6月も終わりですね。
無事、ひと月を過ごせたことに感謝しま~す。(合唱、ちがう、合掌)