「にじ」の色
昨夜、町内会長さんからのおさそいで、訳のわからない説明会に参加しました。
まあ、サクラみたいな感じですね。
福岡から大学の教授が来て講演をするということで、参加者が少ないとまずい、という会長さんの配慮だったのでしょうね。
行って見ると、確かに人が少ない。
ところが、開始時間の7時半には学校の先生や保護者や地域のお年寄りで会場は一杯になりました。
椅子が足りなくて、床に座り込んで参加する人も出る始末。
嬉しい誤算でした。
で、何の説明会かというと、ある町内会が県から委託を受けて「通学合宿事業」という取り組みをするというのです。
良くわからん。
でも、すぐわかりました。
その町内会の子供たちを地区の公民館に合宿させて通学させるというもの。
6泊7日。
この間、買い物も炊事も掃除もみんな子供たちにさせるというのです。
当然、この間は保護者との連絡は一切禁止。テレビなし。
お風呂は、公民館の近所のボランティアによる「もらい湯」。地区の実行委員会のスタッフが交代で二人ほどついて指導するそうです。
面白い!
大学の教授の話も大変、面白いものでした。
この先生、長年、この取り組みをしているということです。
<良く覚えていませんが、次のような事を言われたような・・・>
子供は、やったことのないことはやれない。
「型」を教えられていない子供に自主性を求めるとわがままになるだけ。
決められた時間の中で、やりぬかなければならない事を教えないといけない。
失敗の繰り返しで成長する。
大人には見守る勇気が求められる。など、など。
説明会が終了したのが、9時半ごろ。
帰ろうとするシカリさんを、町内会長さんが引き止める。
大学の先生を囲んでお食事会をするというのです。
そんな~。
夕食は済ましてきたし、こんな遅くにお食事会だなんて。
でも、付いて行きました。
行って見ると、なんのことはない。
飲み会でしたよ~~~。
居酒屋さんで12時くらいまで飲み、解散となりました。
いささか疲れて、帰ろうとすると、また、町内会長さんが引き止める。
次の店に行くと言うのです。
まあ、この頃になるとアルコールがシカリさんの性格を微妙に変化させておりますから、町内会長さんのお誘いは断りません。
ここまでに飲んだのは、生ビール1杯(大ジョッキ)、ビールをコップで数杯(何杯か分かりません)、焼酎の水割り10杯くらい、焼酎のロック3杯(これは、返杯でしたのでハッキリしています)です。
ですから、性格も変わるはずでしょう。
次のお店は、若い女性が3人くらいいる店でした。
1次会のメンバーから2・3人脱落していたのでしょうか。8人くらいは生き残っていました。
でも、もうお互い何を話しているのかもわかりません。
誉めあったり、昔話をしたり、自慢話をしたり。。。。^^;
ところで、町内会長さんはというと、若い女性にやたらちょっかいを出している。^^;
もう70歳をかなりオーバーしたお方なんですけどね。
孫みたいな若い女の子と楽しそうにしているではないか。
シカリさんは、感心しきりでした。
『いろんなことにチャレンジする人って、年取っても色気があるんだ~』って。
まあ、それなりに楽しい時間を過ごして、さすがの町内会長さんもお疲れの様子。
やっと、解散となりました。
時計を見ると「2時」!!
ちょっと、意味が違うと思うのですが、秋の夜長を十分に楽しみました。
店を出て、家路についたものの、当然ながら通りには、だ~~れもいない。
街灯の光を楽しみながら、よっちんかっちんしながら商店街を抜けると、今度は、街灯もない道。
幸い、薄暗い月明かりがシカリさんを助けてくれました。
乾燥したさわやかな風が心地よく、月明かりに照らされたセイタカアワダチソウやススキが「今頃かい!」とシカリさんを道びいてくれ、迷子にもならず家にたどり着くことが出来ました。
夜中の「2時の色」もなかなか風流で、シカリさんをほんわか豊かな気持ちにしてくれました。
『俺も、お前も、枯れススキ~~~♪♪』 ^^;
シカリさんが起きたときには、蜂さんは働いていました。