江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

君の草履

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君の草履 もう随分前になる 君が三歳のとき 私達は、嬉しくてこの草履を君にささげ 君は、初めての着物に、この草履を履き 君と私達は、神社の前に立ち 君は、何も知らずたたずみ 私達は、君の将来のいやさかを祈り もう、すっかり寒くなった境内で記念撮影をした 私達は、幸せだった いつしか、君も私達もこの草履のことを忘れ 日々の喧騒に身をゆだね みんなして祈ったことすら忘れ その君は、今では母と呼ばれ お陰で、私達はおじいちゃん、おばあちゃんと呼ばれ 巡りめぐって、私達はこの草履を思い出した ビルの谷間には、イルミネーションが寒々と光り サンタクロースを待っている 私達は、まだこの草履に思いを寄せ 君の子が履く日を心待ちにし 冬と言うには、少し早い今、君の草履を見つめている

久しぶりに、詩をアップしました。

気に入っていただけましたら、お知り合いに宣伝していただけるとありがたいです。

最近、人気無いんです。

電子出版(↓)のほうも、ほとんど読まれていないし。。。 ^^;

図書名:二十一世紀の赤坊達よ
http://www.e-bookland.net/gateway_a/index.asp?page=5