江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

おばあちゃんのスイカ

昨日、奈留町の前島という所に行って来た。



その島での仕事が終わって、地区集会所の外で、

行った仲間と、の~~んびりしていると、

近くのおばあちゃんが出てきて、何か言っている。

良くわからない。。。



わからないもので、ニコニコして、お辞儀をして誤魔化してしまった。



一時すると、そのおばあちゃん、お盆に山盛りのスイカを入れて持ってきた。

「あつかでしょー。うちで作ったスイカやけん、旨くはなかばってん、

たべんね。さあ、さあ。」



建物のカゲは、風通しが良くて、涼しかった。



でも、わざわざもって来てくれたスイカ、美味しくいただいた。

二切れも食べると、腹いっぱいになり、他の連中も同じようなもの。



すると、今度は、缶コーヒーやらスポーツドリンクを持ってきた。

これは、どうしたものやら。。。

結局、若い仲間が缶コーヒーを1本飲んだだけ。



やむなく、丁重にお礼を言い、残りをお返しした。



ほのぼのとした、あったかい気持ちで帰りの船の上から

何度も島を振り返った。



あの、おばあちゃんにとって、私達は何だったのだろうか。

どのような気持ちで、あのようなサービスをしてくれたのだろうか。



そのような疑問と同時に、あのような年齢になったとき、

私は、目の前にいる見知らぬ人に、あのようなサービスを出来るのだろうか、

そう自問してみた・・・。



私達が帰ったその島は、また、静かな日常に戻ったことだろう。

そして、あのおばあちゃんは、一人で夕食の準備をして、

テレビでも見ながら、一人でその夕食を食べたのだろう。



おばあちゃん、スイカありがとう!

元気でね!



※デジカメを持っていかず、皆さんにその島の写真をお見せできないことを
 お詫びいたします。