江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

無責任とアホの極まりアメリカと言う国









今、シリアからヨーロッパに向けて大量の難民が命がけで移動しています。




<シカリ家小劇場>



シカリ 『あんな危険なことをしなくても、シリアの周辺で情勢が落ち着くのを待てばいいのに』



山ノ神 『誰が好き好んで危ないことをするものですか。そこでは生きていけないから逃げるんじゃないの?』



シカリ 『・・・・・・・』







米国防長官、IS掃討作戦強化を表明 「地上行動も辞さない」


AFP=時事 1028()78分配信


AFP=時事】アシュトン・カーター(Ashton Carter)米国防長官は27日、シリアとイラクで実施するイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」掃討作戦を強化し、さらなる空爆や、地上での「直接行動」も辞さないとする方針を明らかにした。

 上院軍事委員会の公聴会で証言したカーター長官は、イラク北部のIS収容施設に拘束されていた70人を救出した先週の作戦のような軍事行動を今後も実施する見込みだと明かした。この作戦では、米特殊部隊の隊員1人が死亡した。

 同長官は、「ISILISの別称)に対する日和見的な攻撃における有能なパートナーの支援や、空爆であれ地上での直接行動であれ、そういった作戦の直接展開も辞さない」と話した。

 バラク・オバマBarack Obama)政権は、シリアへ地上部隊を派遣することに反対の姿勢を示している。一方で、IS戦闘員らと戦う地元部隊を支援する目的で、「訓練と助言」を行う部隊約3500人がイラク入りしている。【翻訳編集】 AFPBB News


最終更新:1028()1826






このような中東の混沌を生み出したのは言うまでもなく、アメリカのイラクへの介入。




イギリスのブレア元首相は、先日、あの介入は間違いだったと反省の弁を述べました。反省していないのは、アメリカとアメリカを支持した日本くらいなもの。反省するだけの知力がないのだろうか。




IS対応として、再び地上戦での介入を言い出すあたりから見ると、アメリカさんは、ほとんど知力欠乏症とでもいえる状況のようだ。力で抑えれば何とかなるという、この単純思考はどうしようもない。




他国のことを、他地域のことを、正義の味方ぶって腕にかまけて口出し手出しを続ける姿は、ドラえもんに出て来るジャイアンみたいだ。(いや、こういうとジャイアンに失礼かな)



一時的にISを撃退できたとして、ずっと、アメリカの一部として統治していくつもりなんだろうか。アメリカさんのアホなところは、そこなんですよ。その場その場のことしか考えない。その後、その地域がどのような状態になるのか、そういうことには想像が及ばない。だから、反省も出来ない。




ISの残忍な行為を前に手をこまねいていいのか、と言う指摘もあります。しかし、ISという悪魔のような集団は、力でねじ伏せていなくなる代物でしょうか。今、ISに集まっている勢力は単に宗教的問題を超えて世界中の現状に不満を持つ人々が集まっているように思うんですけど、違いますか?仮に、この想定があたっていると、力づくで抑え込むという手段は、火に油を注ぐ様なもの。さらに、地域的拡大の恐れすらあると思うのです。



昔の戦争のような領土や資源を奪い合うというものから、もう一歩進んで、生活感覚の違い、宗教感の違いで争う、解決の糸口がつかめない、永久戦争に入りつつあるように思います。国と国の戦争に加えて、こうした形のない勢力を加えた複雑な戦争の時代。



出来ることなら、こうした状況に深入りしてほしくないものです。悪魔の栄養は何でしょうか?それは、私たちの怯えと憎悪だと思います。そこをどのように断ち切るべきか、みんなで考えましょう。ただ、その前提条件はアメリカによるアホな介入を停止することだと思うのですが。




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