困ったものですね~~。
<南シナ海>「中国、人工島に兵器」…豪報道 米が批判
【ワシントン和田浩明】周辺国が島などの領有権を争う南シナ海で、中国が埋め立てて造成した人工島に兵器を設置した、とオーストラリアのメディアが27日、報じた。豪州当局者は今後、長距離レーダーや対空砲、偵察用航空機が配置され主要海運路が中国の軍事的な影響範囲に入ることを懸念しているという。米国務省のラスキー報道部長は28日、兵器導入には明確に言及しなかったが「領有権問題がある区域の軍事化に反対する」と発言。南シナ海での中国の行動は「非脅迫的な方法で対立を解決するとの周辺地域の合意に反する」と批判した。
豪紙シドニー・モーニング・ヘラルドによると、兵器導入を受け、豪軍幹部は日本やマレーシアなどと連携して、問題海域での航行、飛行や演習などを行って中国に対抗する選択肢を検討している。豪情報機関も中国の脅威評価を改定し、「現状を容認すれば中国が強制力を増し、領有権問題のある地域への出入りを規制するようになりかねない」と警告する見通しという。
同紙によるとオーストラリアのリチャードソン国防次官は27日、「中国軍の規模と近代化を踏まえると、軍事目的の埋め立ては特に懸念される」と述べ、南シナ海情勢を問題視する姿勢を強調した。
オーストラリアは7月、米国と続けてきたアジア太平洋地域で最大規模の軍事演習「タリスマン・セイバー」を実施する。日本の自衛隊も初参加し、上陸や空挺(くうてい)作戦など実戦的訓練を行う予定だ。
一方、ラスキー報道部長は、カーター米国防長官が27日の演説で中国に埋め立ての即時中止を求めたことに触れ、事態の平和的解決を呼びかけた。一方で、米国は中国が埋め立てた岩礁付近の航行、飛行は「国際法が許す限り継続する」と改めて述べた。米国は水面下の岩礁を埋め立てた人工島には国際法上、領有権は認められないと主張している。
米軍が最近、南シナ海の南沙(英語名・スプラトリー)諸島付近に哨戒機を飛行させた際、中国海軍は「軍事警戒区域」に接近していると主張して即時退去を求めるなど、外国軍の接近を拒否する姿勢を強めている。
最終更新:5月29日(金)19時37分
誰の島なのか、シカリさんにはわかりませんが、領有権をめぐって争いがあるのは確かなのに、一国の占有の行動だけが目立って・・・。
面と向かって協議もせず、批判してもね~。(これ、俗にいう「負け犬の遠吠え」じゃないの?)
世界の警察を自認するアメリカさん、関係国の協議を呼びかけるでもなく、その先に考えられる制裁についてコメントするでもなく・・・。
こうした態度は、日本政府も同じ。アメリカの忠犬として、世界の警察の補助をしようと勇み立っている国会での姿とは大違い。
< 参 考 >
日本の中国向け輸出金額(2010年) 1,710億ドル
世界向け輸出総額に占める割合 22.6%
日本の中国からの輸入金額(2010年) 1,426億ドル
世界からの輸入総額に占める割合 21.5%
中国における
外資企業による工業生産の割合 28.2%(07年発表)
中国の輸出入額に占める
外資系企業の取扱高割合(07年発表)
輸出 58.1%
輸入 59.7%
2位 中国(5,038億ドル)
中国の対外投資額(05年統計)
2位 香港(34億2000万ドル)
3位 英領バージン諸島(12億2600万ドル)
4位 韓国(5億8900万ドル)
5位 米国(2億3200万ドル)
経済の
グローバル化は、私たちの意識や政治の流れを超えています。
だからと言って、中国の独断専行を黙視するのは、政治家の怠慢。
いまどき、軍事で解決しようなんて幼稚な考えの人は少ないと思うが、上にも書いたように関係国協議や、一歩進んでの
経済制裁などは考えられる手段のはず。
しかし、
アメリカや日本の政治家の皆さん、知らんぷり。日ごろ「正義」を口にする人々とは思えない。
でも、一方では、マスコミを利用して
国民感情をあおり続ける。
なぜ、政治家は動かないのでしょうか。
上記のように強く利害が絡み合っているので、動けないのかな?
それともう一つ、政治家にしても官僚にしても、手を付けて成果をあげないと自分の汚点になるので、難しい課題は知らんぷりする傾向がありますよね。
「国土を守る、国民を守る」と国民をさんざん煽りながら、
竹島はどうなっていますか?
拉致被害者はどうなっていますか?
お互い、政治家や官僚に、適当に使われず、自分で考えましょうね。
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