江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

残念ですね~(NPT会議)

ジュネーブで開催されていたNPT再検討会議準備委員会で、ついに日本は本性を現してしまいました。











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この会議に南アフリカから「核兵器の人道的影響に関する共同声明」が提案されていましたが、日本は賛同しなかったのです。















条約などと違って、この会議に集まった国の心意気を示す程度の声明を拒否したのです。理由は、文中に「いかなる状況下でも」とあるのが、アメリカの核の傘に守られていることや北朝鮮の状況から判断して同意できないというものらしい。














その程度の理由なら、どの国にも当てはまること。しかし、ほかの国はそうした自己矛盾を抱えつつも理想を目指した声明を確認し、お互いに、次の世界を切り開こうと努力しているのです。




























同じ会議では、長崎市長広島市長、被爆者の方などが、核廃絶を訴える演説をしました。











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世界で唯一、原爆の被害の残酷さを知っている国の国民として、原爆を投下された地域の代表・当事者としての意見発表だったと思います。














その会議で、日本は、これまでひた隠しにしてきた「核保有への下心」をあからさまにしてしまったのです。















日本が原発の検討をし始めた時から、その背景として「核保有」への意図が語られていました。現在でも、福島原発事故を目の当たりにしても、核サイクルの破たんが明らかになっても、核から手を引こうという政府の意思表明はありません。














それは、当初からの意思を持ち続けるグループがしっかり生き残っているからです。














これまで、国際社会は、対人地雷やクラスター爆弾の禁止条約などを締結し、非人道的兵器の廃絶に向けて着実に前進しています。(どんな武器でも非人道的なんですけどね)












いわゆる核保有国や核保有国を目指す国の横暴は、これまでの人類の歩みを後退させるものです。













アメリカや中国など大国は保有して良いが、北朝鮮などの国は持ってはいけない。」という理論が成り立つのでしょうか。現在の北朝鮮アメリカなどの腹の探り合いは、悲しいジョークに見えます。














戦後、六十数年の積み重ねがある核兵器廃絶の取り組みを無駄にしてはいけないと思います。この流れを変えることは、ジョークでは済まされません。















皆さん、どのような武器にしても、死ぬのは一般国民であり、その子弟の兵士たちなんです。戦うことを決めた政治家なんて前面に出ることはありません。核シェルターの中で、テレビを通じて戦況を眺めるだけです。武器、まして核兵器で国が守られるというのは幻想でしかありません。














「国破れて山河あり」という言葉があります。ワシら国民は「山河」の一部なんです。国そのものではありません。もちろん、他国に蹂躙されることを喜ぶものはいないでしょう。その時には、スイスみたいに全国民が兵士になれば良いのです。それこそ、政治家が先頭に立って戦うべきでしょう。














今回の日本政府の態度は、ワシのようなとんでもない妄想者を世界中で増殖させ、戦争の危機をあおるだけです。とても、残念な状況と言えます。












美しい国」「強い国」を目指す安倍さんは、核兵器保有論者の子孫。しっかり、受け継いでいるんですね。困ったもんです。おまけに、普通の生活より、(政治家に煽られた)国のプライドのために戦争も否定しないという若者も増えている。現在の日本の状況は残念ですね~。















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