21世紀になって、久しい。
しかし、20世紀の象徴である戦争も自然破壊も弱者からの収奪も
相変わらず続いている。
誰もが反省しているようで、システムは変わらない。
かつて、日本人が江戸時代に築いていた「様々な配慮に基づいた社会システム」。
誰も省みることは無いのか。
屋上屋を重ねる仕組みづくり。
システムをどのように改変しようと、「決定」に対する「責任」が明確にされない限り、
組織は無責任のまま拡大続ける。
このことは、一つの例示であるが、「分」をわきまえない組織、生き方。
一人ひとりの想像力の限界をわきまえ、責任を取れるシステム作りが求められているような。。。
21 俺の人生は 20世紀そのものだった 訳の分からない人々との連なり 漠然とした夢たち 底のない沼のように 人々を誘い込み 音もなく人々を窒息させ そんな状況の中で そんな状況として 俺は在り 何時しか疑問も消え 20世紀として生き 頑強なレールの上を 連なりあって走り続け そのスピードは 時間すら忘れさせ 俺等にぶつかり 潰されて行くトンボ達の なんと軽いことか その軽い物体の 引きずって来た わずかな時間すら 理解することもなく 錆びたポイントは 切り替えられず 俺等は抱えきれない幸福を胸に 走り続ける トンボ達に気づくこともなく やがて 人々は、それを21世紀と呼び 反省のない 俺等の人生は 走り続ける 走り続ける