安倍晋三のウソツキは今に始まったことではなく恒例行事みたいなものだが、シカリさんはこの記事からもっと深刻なものを感じました。
辺野古埋め立て 首相が「あそこのサンゴは移植」と発言したが…実際は土砂投入海域の移植はゼロ
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への移設に伴う埋め立てに関し、安倍晋三首相は6日に放送されたNHKのテレビ番組「日曜討論」で事実を誤認して発言した。安倍首相は「土砂投入に当たって、あそこのサンゴは移植している」と述べたが、現在土砂が投入されている辺野古側の海域「埋め立て区域2―1」からサンゴは移植していない。
埋め立て海域全体では約7万4千群体の移植が必要だが、7日までに移植が終わっているのは別海域のオキナワハマサンゴ9群体のみにとどまっている。
沖縄防衛局は、土砂投入の海域付近にあった準絶滅危惧のヒメサンゴ1群体を当初移植する方針だった。県から移植に必要な特別採捕許可が得られなかったことから、特別な装置を用いてサンゴを囲み、移植を回避するよう工法を変更した経緯がある。
首相の発言について玉城デニー知事は7日、ツイッターに「安倍総理…。それは誰からのレクチャーでしょうか。現実はそうなっておりません。だから私たちは問題を提起しているのです」と投稿した。
サンゴの生態に詳しい東京経済大学の大久保奈弥准教授は「発言は事実と異なる。サンゴを移植しても生き残るのはわずかで、そもそも環境保全策にはならない」と指摘した。
沖縄防衛局は、サンゴの移植は1メートル以上の大きさを対象とし、1メートルより小さいサンゴは移植していない。
これまでに移植したオキナワハマサンゴ9群体はいずれも「埋め立て区域2―1」ではない場所に位置していた。
移植に向けて沖縄防衛局が県に特別採捕許可を申請している約3万9千群体のサンゴも現在の土砂投入海域にはない。県は申請を許可していない。
首相は「砂浜の絶滅危惧種は砂をさらって別の浜に移す」とも発言した。沖縄防衛局の事業で、貝類や甲殻類を手で採捕して移した事例はあるものの、「砂をさらって」別の浜に移す事業は実施していない。
シカリさんはこの番組を見ていないので断定できませんが、晋三の発言に対して誰も「それは事実と違う」と指摘していないのでしょう?
仮に指摘したとしても、指摘の仕方が具体的でなく晋三が発言を取り下げるに至らなかったということは、指摘しなかったも同然。
晋三にとってディベートは、その場を有利に進めれば良いだけ。事実か、正義か、道徳的か、そんなことはどうでも良いこと。
この程度のことは、国民の多くが分かっていること。
にもかかわらず、とりわけ野党の皆さん。覚悟をもって討論番組に出ているのですか?
シカリさんは、ふと思ったんですが、『野党の皆さんで辺野古の工事の進捗状況を把握している人はいるんだろうか?』ってね。もちろん、現地に行ったことがないシカリさんが偉そうなことは言えませんが、少なくとも国会議員で日ごろから「沖縄の人に寄り添う」ような発言をしている野党の皆さんが、実情を知らないなんて・・・。
悲劇!!
正月には、「政治家のステータス」とばかりに伊勢神社にお参りしていたアホな連中もいましたけど、そんな連中ばかりじゃないでしょうもん。(もちろん、個人の信仰を責めるつもりはありませんよ。公党の広報手段で参拝を報告しているというアホぶりがどうしようもない)
辺野古問題は現在の国政の中でもとりわけ大きな問題のハズ。にもかかわらず、である。
与野党の議員の先生たちは、国会が休会するとそろって海外研修に出かけますが、沖縄を訪れた人はいるんでしょうか?
国内の現実を見ずに、海外の制度の勉強ばかりしてどうするの?明治維新ばりに「海外に追いつけ追い越せ」ですか?(いつまで劣等感にしばられているんだろうね~)
これだから、多くの国民は野党を支持しないんですよ。口先だけのガキばかり。一日も早く大人になって下さいね。
ところで、NHKと言えば、最近、面白いことをやっていることに気づきませんか?
株価の放送の時に、上がった時にはアナウンサーのコメントを入れるけど、下がった時には、為替相場の説明をして、株価の説明はしないんですよ。
もちろん、画面には出ますけど、ちょろっと写すだけ。流すだけって感じ。
安倍軍団のすることは、ホンマ、汚いで~~。でも、着実に効果を上げているね。ここまで情報操作を徹底されると、国民に「正確な判断をしよう」と言っても無駄なような気がしますね。て・お・く・れ・・・。
【追記:8日20;00】
情報によると、この番組での安倍晋三の発言部分は録画で約30分一方的に話したものだそうです。しかも、原稿の棒読み。と言うことは、意識的に7万個対9個の「ほぼゼロ」の状態にもかかわらず「移植した」というウソを官邸とNHKが結託して流したということ。そして、その画像を見守った野党の皆さんは、それに異議を唱えることも出来ず、そのフェイク・ニュースの「飾り」として国民を騙す手助けをしたということです。ちゃいますか?