22億円もかかるなんて、どういうこと?
平成の大嘗祭、総費用22億円余り=高裁判決で「違憲の疑い」指摘も
時事通信社、11/30(金) 12:19配信
現在の天皇陛下の即位を受け、大嘗祭が行われたのは、昭和天皇の逝去に伴う陛下の喪が明けた後の1990年11月22~23日。
公費である皇室の宮廷費から支出することに対し、憲法の政教分離原則に反するとの意見も多く出された。
当時、大嘗祭を行う大嘗宮を皇居・東御苑に設営するのに14億5000万円余り掛かり、費用は総額で約22億5000万円に上った。
過激派の活動が盛んだったこともあり、テロなどが各地で頻発。憲法違反との訴訟も数多く起こされた。いずれも原告側の主張が退けられたが、95年の大阪高裁判決では、「憲法違反の疑いは一概に否定できない」との指摘もなされた。
政府は今年3月、天皇陛下の退位と皇太子さまの即位に関連する儀式の基本方針を決定。前回同様、皇室行事として行い、費用は宮廷費から支出するとした。
大嘗祭(だいじょうさい)は、天皇が即位の礼の後、初めて行う新嘗祭。大嘗祭は古くは「おほにへまつり」、「おほなめまつり」とも訓じたが、現在は「だいじょうさい」と音読みすることが多い。新嘗祭(にいなめさい)は毎年11月に、天皇が行う収穫祭で、その年の新穀を天皇が神に捧げ、天皇自らも食す祭儀であるが当初は「大嘗祭」とはこの新嘗祭の別名であった。後に、即位後初めての新嘗祭を一世一度行われる祭として、大規模に執り行うこととなり、律令ではこれを「践祚大嘗祭」とよび、通常の大嘗祭(=新嘗祭)と区別したものである。(ウィキペディアより)
大嘗祭であれ新嘗祭であれ宮中の大事な行事であるのなら、それはそれで伝統をつないでいただきたいものです。
ただ、それに過大な費用をかけ、国民を巻き込み、政治家や経済界のあさましき人々の「大嘗祭に呼ばれた」といういわゆる箔付けに利用されるのは許しがたいことです。
祭祀を行う宮の設置だけで14億円もかかるとは!!これって、皇室行事を利用した経済対策か?色んな業界の連中が虎視眈々と利益を上げようと構えているんだろうね。
さらに、この行事は言うまでもなく宗教行事。神事です。
どうぞ、皇室のみで厳かに行ってください。
大嘗祭への公費支出に異議=秋篠宮さま、誕生日会見で-「聞く耳持たず残念」
時事通信社、2018/11/30-00:25
秋篠宮さまは30日、53歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち、同妃紀子さま(52)と宮邸で記者会見し、皇太子さまが即位後に臨む大嘗祭への公費支出について「(手元金の)内廷会計で行うべきだ」と異議を唱え、「身の丈に合った儀式」とするのが本来の姿ではないかとの考えを示した。
こうした考えは宮内庁の山本信一郎長官らに伝えたが、「話を聞く耳を持たなかったことは非常に残念だった」と苦言も述べた。
大嘗祭への公費支出をめぐっては、宗教的色彩が強い儀式であるため、憲法が定める政教分離に反するとの批判がある。ただ、来年11月の大嘗祭では平成初めの前例を踏襲し、公費である宮廷費を支出することが決まっている。
それにしても、宮内庁は皇室の意見も国民の意見も適当にあしらって、誰の意見で動いているのだい?
今からでも、特定の人々で議論するのではなく、広く国民の意見を聞いていただきたいですね。
それはそれとして、新嘗祭にしても大嘗祭にしても、日本の穀物文化をつなぐための行事。
ところが、安倍自民党政権は、この4月に種子法を廃止してしまった。
日本古来の様々な種子を各県の農業センターなどで守ってきて、それを広く使えるようになっていたらしいけど、種子法の廃止でこの守るシステムが義務じゃなくなったわけです。
理由は言わずもがな。
アメリカからの種子を受け入れやすくするためでしょうね。そのうち、遺伝子組み換えなどの安い種がどんどん入ってきて日本人の体に入っていくんだよね。
少なくとも、この種子法廃止に関わった連中は、大嘗祭に関わる議論にも一切の手続きにも関わることは認められない!