江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

くだらない質問で物事を矮小化し安倍政権を支えるマスコミ


「初動対応が遅れた」????

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ワシが赤坂自民亭に関する記事をアップしたのは、7月6日(金)午前6:55でしたが、そこで問題としたのは「初動対応」ではありませんでした。

他の多くの皆さんの指摘でも、それ以外のことを指摘していたように感じるのですが・・・。


安倍首相「一丸となって取り組んできた」、政府の初動対応に
TBSNEWS7/11() 16:20配信


 西日本の豪雨災害で甚大な被害を受けた岡山県を訪問した安倍総理は、政府の初動対応について「一丸となって発災以来、取り組んできた」として、問題はなかったという認識を示しました。

 「(Q.初動対応が遅れたとの指摘について)政府として一丸となって発災以来、全力で取り組んでまいりました。現場の声を吸い上げ、国が自治体と一体となって対応していく考えです」(安倍首相)

 政府の初動対応を巡っては、既に一部地域で避難指示が出ていた5日夜に、安倍総理自民党幹部が党の若手議員らとの懇親会に出席したことなどから野党側から“危機意識が欠如している”などと批判が出ていましたが、安倍総理はこのように述べ、政府の対応に問題はなかったという認識を示しました。

 また、被災地や被災住民への財政支援等を行うため、「激甚災害指定」の手続きを速やかに行う考えを示しました。被災自治体は財政上、躊躇することなく応急対応、復旧対応に取り組んでもらいたいとしています。(1115:57



この質問をした記者は、社内で十分議論したうえで取材にあたっているんだろうか。今回、何が問題だったのか考えたうえで質問したのだろうか。ただ、仕事をしながらテレビから流れるニュースを耳で聞きながら、なんとなく『初動対応がまずかったのか』などと認識したのだろうか。

まず、背景からして理解していない。

今回の西日本の大災害の前に、北海道で災害があり、近畿地方で豪雨が続き京都地方の数万の住民に避難指示が出ている中で、さらに、西日本に「数十年に一度と思われる大雨の危険」が予測される中での『赤坂自民亭』の開店なのである。

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政府として災害対応をするのは、災害が発生してからになるのは一般的なこと。(もちろん、特別な対応を検討することも出来るだろうが、事前準備は事務方が粛々と進めているものでは)

今回問題とされているのは、初動がどうのこうのと言う問題ではなく、国民が危険にさらされているときの政治家としての姿勢の問題、哲学の問題なんです。国民に寄り添う政治家なのかと言う資質の問題なんです。初動対応などと、問題を矮小化するなよ!

こうした問題の本質を見ることが出来ない記者の群れは、日本の今後を大きく左右するような出来事を少しずつ論点をずらし、気付いたら「全て問題なし」で終わってしまうんだよね。

だから、こんな言い訳をするアホな大臣がのさばるんですよ。



小野寺氏、豪雨対応中の懇親会「指示出した、支障ない」
7/10() 15:13配信


小野寺五典防衛相(発言録)
 (西日本を中心とした豪雨災害への初動対応について)防衛省として、5日午後の時点で連絡員を派遣し情報収集している。(5日夜に議員宿舎で開かれた自民党国会議員による安倍晋三首相出席の懇親会「赤坂自民亭」に)私も出ていた。指示をし終わった後、宿舎で待機していたので、その際に集会所に行って顔を出した。だが防衛省からは随時連絡が来ており、その都度指示を出していたので特に支障はないと思っている。(記者会見で)


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ホラ、緊張感のないたるみ切った表情をご覧。

『君たち、闘いたまえ。僕は、ちょっと、飲み会があるから、なんかあったら電話しろよ。』

こんな状況判断も出来ない、現場隊員の苦労に寄り添う(思いだけでも)ことも出来ない政治家が防衛大臣なんですよ。

そして、何より安倍晋三をはじめ、自民党の政治家と言うのは、国民の危機管理より身内の飲み会を優先する人々なんですよ。

災害対策よりも、カジノ法案やお手盛り議員増を目指す公選法改正などを急ぐ姿が滑稽でもあるじゃ~ございませんか。

お~い、マスコミさんよ。文科省の局長の問題はどうなりましたか?