本日、午前11時40分頃のこと、NHKニュースの放送中に「・・・心配停止・・・」というテロップが出るという珍事があった。(もちろん「心肺停止」の入力ミスでしょう)
シカリさんは、NHKを責めるつもりも笑うつもりもない。
それほど、緊迫した状況が続いたということを理解できるからです。
情報の重みと、伝えなければという義務感と、情報の量の多さなどが重なってのミスでしょう。なんだか、人間的な温かさすら感じました。
それに比べて、この二人には「温かい心」がありません。
豪雨災害が続く中、5日夜に「赤坂自民亭」なる飲み会を行っていたというのは昨日の記事に書いたところですが、その後、おぞましい事実が出てきました。
オウム真理教関係者7名の死刑執行。
7名の死刑執行の署名をしたのは、3日のこと。
たとえ職務であっても、普通なら心穏やかならぬものがあるはず。にもかかわらず、飲み会である。
死刑執行が今年になることは、ほぼ確定していたようだが、なぜ、6日だったのか。しかも、7名も一遍に。死刑執行に携わる職員のことは考えなかったのだろうか。少しは考えたろう。しかし、今でなくてはならなかった。それほど、強いインパクトがなくてはならなかったのでしょう。
まあ、それはそれとして、『明日、7人の死刑が執行される』と知りながら飲み会に参加する神経は理解できない。犯罪者とは言え、命の重たさに変わりはないはず。その命を絶つことへの畏怖の念はなかったのだろうか。
心がない、とはこういう人のことだ。
さて、安倍晋三に至っては、さらに、どうしようもない。災害関連閣僚会議で『先手先手で・・・対策を・・・』とか言っていたけど、先手で飲み会に参加していたのは、あんたでしょう。
もちろん、災害を防ぐことは出来ないだろうが、対応に追われている関係者や恐怖におののいている国民のことを考えれば待機して情報を待つという過ごし方もあるのではないでしょうか。
さらに、この災害で100名近くの死者・行方不明者が出ているにもかかわらず、11日からはヨーロッパと中東に出かける。日本とEUの経済連携協定の署名式があるというが、そんなものはセレモニー。さらには、中東に何をしに行くというのだろう。
さらにさらに、よくよく考えていただきたいのは、国会を延長しているのに、そのさなかの外遊だということ。
<安倍首相>11日から欧州・中東4カ国訪問
毎日新聞、7/2(月) 18:11配信
◇ブリュッセルで日EU経済連携協定に署名へ
安倍晋三首相は2日の政府・与党連絡会議で、11~18日にベルギー、フランス、サウジアラビア、エジプトの4カ国を訪問することを明らかにした。欧州連合(EU)本部があるブリュッセルでは、日EU経済連携協定(EPA)に署名する。
日EUのEPAが実現すれば、北米自由貿易協定(NAFTA)に匹敵する世界最大規模の自由貿易圏になる。首相は「アベノミクスの新しいエンジンになる」と協定締結の意義を強調。さらに「世界で保護主義の動きが広がる中、日本は自由貿易の旗手としてその旗を高く掲げ、今後も自由貿易体制を力強く推進していく決意だ」と語った。
パリでは、日本博「ジャポニスム2018」の開会式に出席する。サウジアラビア、エジプトには、日本の民間企業関係者ら経済ミッションも同行する。【古川宗】
冒頭の話しに戻ろう。
NHKのテロップを見た時に、『これは安倍晋三への皮肉か?』と思ってしまったシカリさんですが、一時して考え直しましたよ。
『安倍晋三等には、「心配停止」どころか、最初から心配する心がないんだ。』ってね。
残念ながら我が日本は、心を失い、欲にとりつかれた亡者どもが支配している。