江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

どこまでも続くよ、森友疑惑~。苦しみ続ける安倍晋三と自民党!


27日に行われた佐川元国税庁長官への公文書改ざん疑惑での証人喚問。

国民の多くの方が、中継で、あるいはニュースで見たことでしょう。

公務員と誰かが、国の記録にかかわる文書、国会の審議を左右する文書を「改ざんした」という大事件での証人喚問。

ところが、自民党の丸川議員の質問は、質問と言うより誘導尋問。そのスタンスは、安倍を守り、自民党を守るための有利な言質を引き出すことにあった。国民のためとか、国家のためと言う姿勢は欠片も感じられませんでしたね。

文書を改ざんし、国会に提出した連中も「悪」なら、証人喚問と言う極めて重い場所で、私利私欲のための誘導尋問を行うということは、国家・国民を裏切る行為。恥を知れ!!

で、野党の皆さんはというと、もっと、連携できなかったんでしょうか?数分単位の質問で本質に迫れないのは、最初からわかりきったこと。その点では、国民の利益より、党の宣伝を優先したという側面が見え見えで残念でした。


<佐川氏証人喚問>証言に「矛盾」 「廃棄」巡り、野党反発

毎日新聞3/28() 21:48配信


 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざん問題で、27日に証人喚問された佐川宣寿前国税庁長官の証言に、疑問の声が出ている。佐川氏は昨年の国会で「学園との交渉記録は廃棄した」と答弁したが、喚問では一転して「廃棄するというルールを説明しただけ」と主張。改ざん前の文書には交渉の経緯が詳細に記録されており、野党は「明らかな虚偽答弁だ」と強く反発している。【光田宗義】


 「私の答弁は財務省の規則を説明したものだ。虚偽という認識はその時なかった」

 佐川氏は喚問でこう釈明し、「(記録が存在しているか)きちんと確認せず、丁寧さを欠いた」と陳謝した。これは「省内で決められた保存期間を過ぎれば廃棄する」という規則を答弁しただけだった、という理屈だ。
 だが実際の質疑を振り返ると、証言との整合性に疑問が浮かぶ。昨年2月24日の衆院予算委員会で、共産党宮本岳志氏が「交渉記録は残っているか」と質問。当時の佐川理財局長は「委員からのご依頼で確認した」とわざわざ断ったうえで、「近畿財務局と学園の交渉記録はなかった」と断言していた。
 改ざん前の決裁文書には「学園を訪問し、国の貸付料の概算を伝える」などと交渉に関する記録がある。このため、宮本氏は喚問で「きょうの証言が偽証か、昨年の答弁が虚偽だ」と迫ったが、佐川氏は「確認したと言ったのは、(記録の有無ではなく)理財局に規則を確認したということだ」と強弁した。

 28日の参院予算委でも共産の小池晃書記局長が、昨年3月1、2両日に「2015年1月9日に学園と交渉したか」と6回質問した際、佐川氏は記録の存在を否定したと追及。太田充理財局長は、文書と正反対の答弁が行われた理由を「調査している」と述べた。
 さらに「事前の価格交渉はなかった」という昨年の答弁も野党は疑問視する。佐川氏は喚問で、公示地価など「オープンな話をすることはある」と軌道修正。ただし最終的な不動産鑑定価格は伝えていないとして「昨年の答弁は正しかった」と訴えた。
 しかし当時のやり取りを記録した音声データでは、「ゼロ円に近い形で払い下げ」を求める籠池泰典被告に対し、「ゼロに近い額まで努力するが、1億3000万円を下回る額はない」と政府職員が回答。改ざん前の文書にも交渉をうかがわせる記述は多く、一般論を話しただけ、という佐川氏の釈明ぶりは説得力に欠ける。

 答弁が「丁寧さを欠いた」のは国会の質問が殺到して多忙だったためだと、佐川氏は証言している。28日の参院予算委では、自民党丸川珠代氏が「職員に休みも取ってもらうのが重要」と財務省働き方改革を提案し、佐川氏の釈明を援護する場面もあった。


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こんな犯罪者に、5000万円もの退職金を出してはいけない。

政府は、「総理や総理夫人が関与していないことがハッキリした。この問題は、これで終わり」と幕引きを図っているようだが、それで終わるはずはない。

公文書改ざんは、とりあえずウヤムヤに終わらせられる気配になっているが、森友事件の本体の疑惑は何一つ解明されていない。

事件本体の疑惑が追求され始めれば、また、公文書改ざん問題も再び俎上に載せられるのは分かりきったこと。

ワシら国民は、忘れない!!

こんな事件をウヤムヤに終わらせるわけにはいかない。大阪地検には、色んな圧力を跳ね返して一日でも早く強制捜査に入っていただきたいものです。それと、国会では、安倍昭恵夫人の元秘書・谷査恵子、元理財局長迫田などの中心メンバーへの証人喚問を実現していただきたい。

野党は、安倍昭恵証人喚問にこだわっているが、まず無理でしょう。ものごとには順序があるでしょう。事実・証言を積み重ねて本丸に攻め込むという手順を大事にしていただきたい。安倍昭恵は、後だよ。そこにこだわりすぎて、大事な証人喚問を潰さないようにしていただきたいね。

いずれにしても、今すぐ動くことはないようだが、ワシら国民の怒りが続くことが、この事件の本質解明の流れを断ち切らないことにつながると思います。あきらめへんで~~~。
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