敗因については「候補者は地に足を着けてやってくれたが、残念ながら国政で逆風が吹いた。政策論争にならなかった」と述べ、選挙期間中の稲田朋美防衛相の失言や、学校法人「加計学園」をめぐる一連の問題などが影響したとの見方を示した。
二階俊博幹事長は、党本部で「厳粛に受け止め、反省すべき点は大いに反省し、党勢回復に全力を尽くしていきたい」と述べた。
(2017/07/02-22:49) 関連ニュ
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自民党が東京都議選で惨敗したことで、安倍晋三首相の求心力低下は必至だ。第2次安倍内閣発足以来続いてきた「安倍1強」が揺らぎ、今後の政権運営は一気に不透明感を増した。首相は早期の内閣改造・党役員人事で局面を打開したい考えだ。7月中旬から8月上旬にも踏み切るとみられる。
いずれも首相と近い議員で、首相とその「身内」が逆風を招いたとの不満が広がる。首相側近は「すぐに人事に着手しないと持たない」と述べた。今週後半からの欧州歴訪後に人事に踏み切るとの見方もある。ただ、新任閣僚が失態を起こせば、さらに政権が弱体化するジレンマもある。首相は難しい判断を迫られる。
平愛梨の弟慶翔氏が当選確実「身が引き締まる思い」
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自民党都連会長下村博文氏の元秘書で、同氏の地盤板橋区から、都民ファーストの会候補として出馬した平慶翔氏(29)が当選確実となった。板橋区内の選挙事務所に現れた平氏は、支持者に何度も深々と頭を下げ「皆様の民意が反映された。身が引き締まる思いです」と表情を引き締めた。
同じ下村氏の元秘書で、事務所の先輩にあたる自民現職の河野雄紀氏(47)と松田康将氏(40)との激しい戦いだった。先輩2人の応援に駆けつけた下村氏は平氏に「裏切られた」と公言。週刊文春の加計学園裏献金疑惑報道では、報道を否定した自民党の下村博文都連会長から、事務所の内部文書を流出させた人物として、「自筆サイン入りの上申書」を公表され、選挙妨害とまで言われた。
平氏は下村氏の発言について、「事実無根」とし、筆跡も違うと話している。下村氏はこの日の開票特番で、平氏側が法的な手続きを準備しているなら「受けて立つ」と法廷闘争も辞さない構えを示した。平氏は当確後「都民ファと相談の上、しっかり対処していく」と引かない構え。下村氏が報道陣に配った「上申書」は偽造として、すでにサインについて筆跡鑑定を行っていると明かした。
最終更新:7/3(月) 1:06