江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

これは良い機会だよ【保護主義トランプの登場】





昨日から今日にかけての株の乱高下は、漫画そのもの。トランプが選挙に勝ったと言っても大統領になるのは来年1月の話し。



まるで、明日からでもアメリカの政策が変わるかのようなドタバタ。

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TPP離脱へ トランプ氏勝利 2国間貿易協定に意欲 大統領選


日本農業新聞 11/10() 7:00配信


 米大統領選は8日、投開票され、共和党の実業家ドナルド・トランプ氏(70)が民主党ヒラリー・クリントン国務長官69)を破り、当選した。トランプ氏は、選挙戦の焦点となった環太平洋連携協定(TPP)からの脱退を表明しており、日本を含む参加12カ国が目指していた発効は全く見通せなくなった。過激な言動を繰り返す同氏の勝利で、世界の政治・経済の混乱は必至だ。
 米国では議会がTPPを承認しても、大統領が署名を拒否すれば国内手続きが完了しない。共和党は伝統的に自由貿易推進派だが、トランプ氏は「米国の製造業を壊滅する」としてTPPに一貫して反対。大統領に当選した場合は、来年120日の就任初日に「TPPの枠組みからの離脱を表明する」と明言し、北米自由貿易協定NAFTA)や世界貿易機関WTO)からの脱退も示唆してきた。ただ、9日未明の勝利宣言では、TPPに触れなかった。
 TPPの発効には米国の批准が不可欠だ。トランプ氏の勝利を受け、現オバマ政権のうちに米議会での承認を急ぐ動きが出る可能性もある。大統領選と同時に行われた米議会選では、上下両院で共和党が多数派を維持。だが自由貿易に批判的な層の支持を受けたトランプ氏の勝利で、日本政府関係者は「困難だろう」とみる。日本を含む各国の承認手続きへの影響も避けられず、早期発効の可能性は極めて低くなった。長期漂流や破綻するとの見通しもある。
 ただ、トランプ氏はTPPなどの多国間協定の代わりに、2国間の通商交渉には意欲を示しており、就任後、日本にも交渉を求めてくる可能性がある。その場合、農産物も交渉対象から避けられない。また、トランプ氏の政策には不確定要素が多く、TPP反対は選挙向けの姿勢とみる向きもある。一転してTPPの批准を目指し、より高水準の協定にするため、日本に再交渉を要求してくる恐れもある。
 日本の政府・与党は、8日の大統領選までにTPP承認案を衆院で通過させ、オバマ政権下での批准を後押ししたい考えだった。トランプ氏の勝利で、採決だけでなく日本のTPPへの対応そのものにも再考を求める声が高まりそうだ。

最終更新:11/10() 7:00


 

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        < TPPについてのトランプ氏のこれまでの発言>


トランプさんは保護主義者であると同時に差別主義者であることは間違いないと思うが、たとえ大統領と言えど、一人の人間の力で巨大な行政組織の方針をちゃぶ台ひっくり返しにできるとは思えない。ワシが、甘いのだろうか。


オバマさんにしたって、ノーベル平和賞まで受賞しながら核兵器廃絶への道筋を作ることは出来ず、広島訪問がやっとだったではありませんか。(もちろん、この訪問は意義深いものでした)



戦後、アメリカが「人のことは知らん。自分のことで精一杯」などと言ったことはないですよね。でも、トランプさんは、そうした考え方のようですね。



日本にとって、戦後初めて政治経済あるゆる分野で、「庇護のない状態」を経験することになるわけです。こうした時に、当然、時の指導者の感覚による影響は大きいわけですが、安倍晋三君はどうなんでしょうか。

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「同盟なんてウンザリ」と言っているトランプさんに、安倍君の思いは通じるのかな?



トランプさんの最大の課題は、国内経済の復活ということですが、彼が言っていることから推察すると、国内では公共事業をバンバンやり、対外的には二国間交渉で「何か」を取引材料にアメリカからの輸出品の受け入れを求め、輸入品については関税を引き上げて国内産業を守る、なんてことになるんじゃないかな~、なんて考えていますけど、安倍晋三君にとっては、かなり厳しい政権運営を迫られそうですね。


防衛にしても、アメリカ依存で生きてきた日本は、根底から「防衛」の意義、「外交の重要性」を認識することになるんでしょうね。


これまでのように、アメリカのシッポに付いて行き、世界の警官を気取ることができるか、大いに疑問ですね~。とんだ、ピエロかもね。


安倍君、17日にトランプさんと会談するようだけれども、くれぐれも変な約束などしないようにね。ただでさえ君の外交は色んな意味で破たんしているんだから。

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海外にまで原発を輸出しようというたくらみが破たんしたのは結構。それにしても、新幹線輸出もダメで、結局、ODAによる経済協力と言う負債だけが日本の残ったわけね。


トランプ騒動は、ワシら日本人に、改めて独立国(アメリカの属国ではなく)の人間として、経済や外交や防衛のあり方を、じっくり考える良い機会を与えてくれるのではないかと思うシカリさんでした。チャンチャン。



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