江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

なぜ、自民党の改憲草案の撤回を求めるの?




年を取るにつれ、色々と感覚が鈍ってきたような気がします。



この前、民進党の野田さんは安倍晋三に、「改憲草案を撤回しなさい」と代表質問で求めていたけど、理解できませんでした。何が理解できないかと言うと、「なんで、撤回を求める必要があるのか?」。




自民、改憲草案撤回せず 「公式文書」で論議の土台に


朝日新聞デジタル 1018()138分配信


 自民党は18日、憲法改正推進本部を開き、本部長の保岡興治元法相が2012年の党憲法改正草案を撤回しない方針を表明した。党の「公式文書」と位置付けて、党内論議の土台とする。ただ、改憲草案の内容には野党の反発が強いため、保岡氏は「草案やその一部を切り取ってそのまま(衆参の憲法)審査会に提案することは考えていない」と表明。党内外で取り扱いを使い分ける考えだ。
 推進本部は憲法改正についての議論を行う総裁直轄機関で、本部長が先月、森英介元法相から保岡氏に交代したばかり。新体制で初めての本部会合が18日午後に開かれ、保岡氏が本部長方針を示した。
 方針では、党の改憲論議の成果として、改憲草案や05年にまとめた草案などを例に「数々の『公式文書』を世に問うてきた」と指摘したうえで、改憲草案を「『公式文書』の中の一つ」と位置付けた。改憲草案を突出した扱いにしない姿勢をにじませた形だ。
 同時に、改憲草案の発表以降、衆参で4回の選挙を経て議員の構成が大きく変わったことや、党内外からの「多くの意見」が寄せられていることに言及。現在の所属国会議員で「党の考え方を整理する必要がある」と表明した。

 改憲草案は、「国防軍」創設などを盛り込む内容で、野党から批判を浴びている。民進党野田佳彦幹事長が代表質問で撤回を求めたが、安倍晋三首相は拒否。衆院憲法審査会の与野党の筆頭幹事間でも議題になり、議論再開の壁になっていた。保岡氏の方針は、野党側を議論に呼び込む狙いがある。
 一方、衆院憲法審査会の与野党の筆頭幹事は推進本部会合に先立ち、協議を行った。20日に幹事懇談会を開き、今後の審査会の日程調整に入ることで合意した。(藤原慎一

最終更新:1018()1321


 


野田さんの考えが理解できない。理解できないワシの考え方は、なんか、おかしいのかな~?




自民党として、「こんな陳腐な考え方を持っているんですよ」と示しているだけの文書を、自分が気に入らないからと言って「撤回しろ」なんて、ワシには理解できない。



こんな人が権力を握り続けると、安倍晋三よりたちの悪い独裁者になるんじゃないのか?



個人、グループ、政党の活動の自由は認められているんじゃないのかね?



自民党改憲草案の陳腐さを国民に向かって説明し、国民の意思として「公の場には出させるな」という動きを作り出そうとは思わないのかね?



そんな自信がないから「撤回しろ」ってか?



まあ、国民の生活はドンドン苦しくなっているのに、呑気に「憲法の議論をしましょう」などという国会議員の先生たちが多い中、ワシらの感覚と違うのが普通なのでしょうかね~?



憲法改正って、そんなに急ぐことかね?ワシの生活で、現在の憲法で何か支障があるかと言うと、な~~~んもありませんけど。そんな暇があったら、アベノコミックスの無様な姿でも議論しろよ!



考えられる支障は、戦争をしたい人たちの手足を縛っている点でしょうね。これって、国民にとっては「支障」ではなく「安心の防護壁」ですから、議論する必要もなく、そのままで良いんですよ。



自分や、自分の家族が前線に送られる心配のない人たちは、「国際的に日本の価値を高める」とか「日本の務めだ」とか、空論で高ぶっているんでしょうね~。みっともないけど、これも日本の現実。



こうしたくだらない議論は、「撤回しろ」では収まらないと思うよ。反論を徹底して展開し、国民の支持はどちらにあるかを示すだけしかないと思うんだけど。野田君、覚悟が足りないよ。

 


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