江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

パナマ文書から革命へ・・・健全な発想








租税回避地と言われるところにペーパーカンパニーを作って税金逃れを行っている「超富裕層」の名前が明らかにされるのは、明後日。





日本の会社とかも名前があるとか言われていますけど、どこまで明らかにされるのでしょうか。






パナマ文書の提供者が初の声明、「革命」を予見


AFP=時事 57()1534分配信


 


AFP=時事】世界の富裕層によるタックスヘイブン租税回避地)を利用した節税の実態を暴いた通称パナマ文書」を提供した人物が6日、匿名のまま声明を発表し、超富裕層の腐敗が資本主義を崩壊させ、革命を引き起こす可能性があると論じた。

 パナマ文書の提供者の声明は、身元不明の人物を表すときに一般的に使われる仮名「ジョン・ドウ(John Doe)」の署名で、同文書を最初にリークした独日刊紙・南ドイツ新聞(Sueddeutsche Zeitung)に発表された。

 匿名の提供者は、脱税やその他の犯罪行為を裁くために当局への協力を申し出ている。一方で内部告発者として、米政府による大規模な情報収集活動を暴露したことで指名手配されている米国家安全保障局NSA)元職員のエドワード・スノーデンEdward Snowden)容疑者のような運命を、自分がたどる可能性への不安を訴えた。

 また自らについては「直接であれ契約であれ、どこかの政府や情報機関のために働いたことは、過去にも現在にも一切ない」と述べている。

 パナマ文書パナマの法律事務所モサック・フォンセカMossack Fonseca)の内部文書約1150万点を暴露し、世界各国の企業や資産家らがオフショア企業を大々的に利用して行ってきた資産隠しを明らかにした。

 匿名提供者は声明の冒頭で「所得の不平等はわれわれの時代を特徴づける問題だ」とし、その大半に非があるのは、弁護士や政治家、メディアの支援を受けた世界の裕福なエリート層による「巨大で広範にわたる腐敗」だと非難している。

 情報提供に至った動機についてはモサック・フォンセカ創始者、従業員、顧客らがこうした犯罪の中で果たしている役割──まだ一部しか明らかになっていない──について、答える必要があると思ったからだと説明し、「卑劣な行為の全容が明らかになるには数年、いやおそらく数十年かかるだろう」と述べている。

 また「こうした過ちが集積した影響として、倫理基準は完全に侵食され、ついには、われわれがいまだに資本主義と呼んでいる新たな制度をもたらしたが、これは経済奴隷に等しい」とし、さらに租税と権力の不均衡が「革命につながる」ことは歴史が示してきたと述べ、「次の革命はデジタルによるものだろう。もう始まっているかもしれない」と記している。

 声明は「司法当局が文書の実物を入手し、評価することができれば、パナマ文書からは何千という訴訟が生じ得るだろう」とも述べている。【翻訳編集】 AFPBB News

最終更新:57()1627


 





パナマ文書の公表がきっかけで革命につながるかも、という推論には、なかなか付いて行けない。




なぜ?




なにしろ、支配システムの核心に触れるような攻撃を行う者たちに対しては、あらゆる支配階層の人々が寄ってたかって抹殺するシステムが完成していると思うからです。スノーデン氏の例を見ればわかる通り、いわゆる資本主義社会には「逃げ場」はないのです。





しかし、この告発文書には興味を引く表現がありますね。「経済奴隷」




確かに、そうだろう。ただ、始末が悪いのは、固定化した階層として認識されず、「努力しないやつ」という認識が行き渡っているため、エネルギーになりにくい。




革命が起きるには、相当なエネルギーが必要だろうけれど、不正義を糾弾し、何か新しいものを求めようという真っすぐなエネルギーが見られない。




アメリカのトランプ支持に見られるように、『建前だけで嘘つきの政治家にはウンザリ』という認識は、世界中で見られる。しかし、そのエネルギーはトランプのスローガンに見られるようにゆがんでしまっている。この壮大な心の歪みは、そう簡単には是正できないと思う。




この告発者は、モサック・フォンセカの関係者だろうか?中にいて、全てを見て、ウンザリしたんだろうか。自らの良心の呵責に堪えかねたのだろうか。『これではいけない。許されない』と考えたのでしょうかね~。あるいは、モサック・フォンセカの敵対勢力による謀略???




まあ、いずれにしても、シカリさんはこの情報提供者のような「革命」という所にイメージが進みません。いわゆる資本主義社会に住む人々の心に、そんなバネがあるとは思えないのです。




こうした徹底した腐敗システムが崩壊する時と言うのは、別のシステムとの予期せぬ衝突の時にしかないのではないかと思うのです。とても暗い発想ですが、誰もコントロールすることが出来なくなった状態、つまり、「戦争」のような状況に陥らない限り、この社会は、このまま続くのではないかと思うのです。




自分で書きながら『なんという想像だよ』って思いますが、そこまで経済奴隷、隷属の体制が完成していると思うのです。なんか、こんな想像より、革命が起きることを想像したほうが、余程、健全なような気がしますが、いかがなもんでしょうか。


 





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