口利きは自民党の特権?「甘利さんよ、お前さんもワルよの~」
自民党の秋葉賢也衆院議員が27日夜に生放送されたBS日テレ番組への出演を急きょ取りやめた。番組のテーマは「政治とカネ 一票の重みどうする?」で、甘利明経済再生担当相の金銭授受疑惑を取り上げた。
番組では冒頭、キャスターが「今日主演予定だった秋葉さん、本人は番組出演に非常に前向きだったそうだが、『政治とカネ』をテーマにした番組への出演を見合わせるという自民党の方針で、残念ながら出演していただけなくなった」と説明した。「急なことで、われわれもビックリだった」とも述べた。
番組内で放映したニュースでは「自民党幹事長室が出演を自粛するよう指示した」と報じた。秋葉氏は、維新の党の小野次郎政調会長とともに出演予定だったが、代わりに大学教授が出演した。
小野氏は「(秋葉氏が)出てきて厳しく甘利氏の問題を指摘する可能性があり、それを避けようとしているとしか思えない」と指摘。その上で「姿勢が根本的に間違っている」と批判した。
自民党議員のテレビ番組出演をめぐっては、昨年6月に放映されたテレビ朝日の討論番組「朝まで生テレビ」でも、予定していた議員が突然出演を辞退したケースがあった。当時は、自民党若手議員の勉強会「文化芸術懇話会」で報道機関に圧力をかける発言が出たことが問題視された時期だった。
情報をコントロールする傾向が強い自民党ならではの対応ですな。マスコミの記事に難癖をつけたり、NHKに至ってはトップを入れ替え、あらゆる情報をコントロールしようとしている自民党。自らの情報についても、都合のよい情報は要請されなくても出て行き宣伝し、都合が悪いと見ると決まっている出演も取りやめてしまう。