江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

福島県は、やっぱり除染できません・・・・。










福島原発が爆発して4年9か月。放射能に汚染された福島県を始め近隣の自治体では、国の方針で住環境の見直しで、放射線量が少々高くても住めるという「神的」判断により、立ち入り禁止区域がどんどん減らされています。その一方で、地道な除染作業も進められていましたが・・・・・。








福島原発事故>生活圏外、森林除染せず…環境省方針
毎日新聞 12月21日(月)21時18分配信    

 環境省は21日、東京電力福島第1原発事故に伴う福島県内の除染作業について、生活圏から離れ、日常的に人が立ち入らない大部分の森林は除染を行わない方針を有識者検討会に示した。森林から放射性物質が飛散することによる生活圏の空間線量の増加が確認されていない上、除染で落ち葉を取り除くと、土砂流出などの悪影響が出る可能性があるため。委員から異論は出ず、環境省は近く除染ガイドラインを改定する。

 ◇「飛散なし」と判断

 森林は福島県の面積の7割を占める。生活圏から20メートル以内と、キノコ栽培やキャンプなどで人が日常的に立ち入る場所については、落ち葉などを除去することになっている。しかし、それ以外については、対応が決まっていなかった。

 環境省によると、今回除染を見送る場所については、原発事故時に葉や枝に付着した放射性物質の8割程度が土壌表層にとどまり、生活圏の空間線量に影響するような飛散は確認されていないという。また、降雨などによる流出も確認されていない。

 一方、積もった落ち葉などを広い範囲で取り除くと、表土の流出などの悪影響が懸念される。このため、除染は行わず、柵や土のうの設置で放射性物質を含む落ち葉や表土の流出を防ぐことが適切と判断した。植林や間伐など、森林再生に向けた取り組みも進める。

 環境省の除染担当者は「森林全体を除染するのは難しいし、作業による悪影響も考えられる。地元にとって最良の方法を選んだ」と話した。【渡辺諒】

最終更新:12月22日(火)1時5分






福島県面積1,378,276ha 、うち森林面積975,456ha 、森林率71%。まあ、ざっくり言うと、『ほとんど除染できません。』と言うことですね。




セシウム137の半減期は30年ですから、あと25年くらいは福島県のほとんどが放射線に汚染された状態が続くということですね。特に、山が汚れたままと言うことは、福島県の空気、水を始め、食物連鎖などを通じて、あらゆる生物に放射能が入り込む可能性があるということです。




常識的に考えて、山の大部分は除染できないだろうなと思っていましたが、政府は「除染し、住める環境を取り戻す」と宣伝をしていました。そして、ほとぼりが冷めたと見るや、「やっぱり、出来ません」ときたもんだ。




しかも、この前就任した丸川とかいう元キャスターの大臣は、就任の挨拶には福島県を訪れたのに、「出来ません」の報告は、副大臣かなにか部下を派遣して、自分は出てこなかった。人の言葉尻を捕まえるのが上手な女性ですが、やはり、やることがこざかしいですね。こんな重大な報告を自分ではせずに、部下にさせるなんて、卑怯者ですね~~~。




全国では、次々と原発の再稼働が続いていますが、一度、原発が破壊されると地域全体が全て住めなくなるという事実をもう一度見つめましょう。狭い国土の上で生活している日本人。どんどん、住めるところをなくして、どこに行くんでしょうか。中国にでも行って生活しますか?




経済の活性化のためには仕方がない。こんな思考停止を許さず、原発廃止を求めて発言を、行動を続けましょう。







応援クリックしていただきますとありがたいです。よろしく~♪♪


              ↓


にほんブログ村 地域生活(都道府県)ブログ離島情報へ