江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

久しぶりに明るいニュースでした。あかつきの金星軌道投入










日本国内、わけのわからない殺人や、年金資金積立金の運用失敗、恥ずかしいパンツ大臣の居座り、あれほど怖い思いを国民がしたのに企業利益優先で再稼働が進む原発問題・・・・なんか、嫌なニュースばかりが続いていましたが、久しぶりに明るいニュースが入りましたね。









「我々の夢は実現」あかつき軌道投入に成功
日本テレビ系(NNN) 12月10日(木)2時6分配信

 JAXA(=宇宙航空研究開発機構)は、金星の観測を目指す惑星探査機「あかつき」が、金星の軌道投入に成功したと発表した。

 中村正人プロジェクトマネジャー「(あかつきは)金星の衛星になりました。軌道投入オペレーションは成功しました」「ついに我々の夢は実現したと思います」

 「あかつき」は5年前、主エンジンの故障で、軌道投入に失敗していたが、今月7日、残る小型エンジンの噴射に成功し、金星から最短で400キロの周回軌道に入った。日本の探査機が地球以外の惑星を回る軌道に入ったのは今回が初めて。

 また、機体を損傷しながらも運用に成功したのは、深刻なトラブルを経て地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」以来で、JAXAは「快挙」だとしている。

 「あかつき」は来年4月から2年間、赤外線カメラなどで金星の大気の観測などを行う予定。

最終更新:12月10日(木)3時15分






まずは、スタッフの皆さん、おめでとうございます!





5年前、主エンジンのトラブルで軌道投入に失敗した時は、どれほどの苦痛を味わったことでしょうか。ワシら一般人には、想像だに出来ないほどの苦痛・絶望を味わったのでしょうね。




それでも、可能性を追求してこられた姿勢・取組みは、多くの人々に希望を与えるものです。理屈なしで、素晴らしい!!




機体は、設計寿命の4年半を超えているようですが、それはそれ。機体に残された力で可能な限りの観察が出来れば良いのではないでしょうか。(ワシら、ついつい欲を出してしまうんですけど、ほどほどにしないとね。)




ところで、この5年間のこのチームのことで一番気にかかったのが、毎年の予算獲得に苦労しただろうな、ってことです。





現在の日本は、隅々まで競争社会。成果を気にせず、ゆっくり研究が出来るような環境はどこにもありませんね。それどころか、最近では、地方自治体間でも予算の分捕り合戦が強いられています。成果が出るのかわからないような怪しい事業をぶち上げて、華々しく宣伝したもの勝ち。目立ったもの勝ち。こうした競争の裏では、当然、市民へのサービスの低下が起きている。競争に勝った自治体は優遇され、負けた自治体は、普通のサービス費用も削られる。おかしくね?





研究機関などは、早くからそのような厳しい環境に置かれていましたね。民主党事業仕分けで「二番ではだめなのですか。一番じゃないとだめなんですか。」というやり取りがありましたけど、一番を目指すと言わないと予算が取れないからそう言っているだけで、研究をしている方々にとって、一番とか二番とか、それほど関係ないのではないかと思うんですね。(まあ、・・・考えるか。)静かに、確実に研究を続けられる環境が保障されれば、それが一番ではないでしょうか。




このような厳しい環境の中で、一度押された「失敗」の烙印のプレッシャーを背負いながらあきらめずに研究・観測を続けてこられた皆様、本当にご苦労様でした。もう一度言わせていただきます。



おめでとうございます!!






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