数日前は、赤ちゃんに覚せい剤を飲ませて殺した男のニュースが話題となったが、今度は、タバコを吸わせたんだって・・・・・。
1歳長男にたばこ 母親ら「面白い画像」とFB投稿 暴行容疑で書類送検 ／市原
幼児の口にたばこを押しつけて吸わせようとしたとして、千葉県警市原署は8日、暴行の疑いで、いずれも市原市在住で母親の自称風俗店従業員女（26）と元交際相手の自称塗装工男（29）を千葉地検に書類送検した。
2人の書類送検容疑は共謀の上、2013年9月ごろ、同市の建築工事現場で、女の当時1歳の長男（3）の口に、火を付けて喫煙できる状態のたばこを押しつけた疑い。男児にやけどなどのけがはなかった。
同署によると、2人はたばこに興味を示した男児に「くわえさせればまずいことが分かる」として犯行に及び、女はその際に撮影した画像を自身のフェイスブックで公開。今年11月に関係者から通報があり、同署が詳しく調べていた。
女は「面白い画像が撮れると思った」と供述し、男も「悪ふざけでやった」と容疑を認めている。
最終更新:12月8日(火)19時52分
「馬鹿な奴らだよ」と多くの人が思うでしょう。そして、実際、こんなバカなことをする人間は、そんなにいるとは思えません。
赤ちゃんの体の現状も、これからの成長のことも考えずに、自らが興味を抱いたことを、赤ちゃんが無力であることを良いことに押し付けている。実に、恐ろしいことです。ここまで他者を無視できるということは、なかなか出来ないこと。自己中心も良い所ですね。
なぜ、このような若者が、人間がいるのでしょうか。彼らだけが特殊なのでしょうか。ワシは、そうは思いません。ワシ自身、危ういギリギリの子育てをしていたような気もします。自分の思いを押し付けて、あーしなさい、こーしなさい。皆さんは、経験ありませんか？
赤ちゃんや、子どもにとって、大人たちが感じている世界や価値観は関係ないこと。今現在を精いっぱい生きて、身近にある可能性を自由に選択できるはずなのです。しかし、大人たちは、自らの価値観を押し付けて、選択の幅をドンドン狭めていく。「子どものためですよ。自分も子供のために精一杯働いているし」と多くの大人は言います。
子どものため？見えない未来の子どもの行く末を、ハッキリ判断できる根拠は何でしょうか。おそらく、大人たち自身の経験則から子どもの将来を予測して進むべき道を決め、大人たち自身が安心を手にしたいのが本当の所ではないでしょうか。
ここには、子どもの人生を知らず知らずに私物化している大人たちの心があるのです。
立ち入ってはいけない所に、立ち入ってしまう。現代人は、いろんな分野で、そうした禁忌を犯してしまう私物化を犯しています。野菜の生産性を上げるために遺伝子を組み替えて病害虫に強い野菜を作ったり、都合のよいように地形を作り替えたり、産まれいづる命を選別して都合の悪い命は生まれる前に処分する。
『それは、極端ですよ。今回に事件とは関係ないですよ』と主張されますか？
そうでしょうか。ワシは、同じ根っこから発生していると思っています。赤ちゃんの命を、天からの授かりもの、と考えてください。決して、「私たちの子」と考えずに、天からの授かりものと考えた時に、おのずから、接し方が違ってくると思います。江戸時代までは、そうした考え方が主流でした。先祖から自分たちへ、そして、子孫へと命が受け継がれていくという思想のもと、赤ちゃんであれ、女性であれ、相手を尊重する考え方がありました。（制度として士農工商などの仕組みはありましたが、そこには別の意図があります。）
昔の言葉として、『男子厨房に入らず』と言われていたから、男は台所に入らなかったという方々もいますが、実際は、男性も炊事をしていました。『男子厨房に入らず』の大事なところは、一家の中で、仕事の分担をして、外の仕事を男が、炊事を女性が、と決めたからには、相手の分野に勝手に入るな、ということ。つまり、相手を尊重しなさいということ。
現代の日本社会を覆っている思想は、全て、自己中心。こういうワシ自身も、そうした誤った考えでこれまで生きてきたような気がします。
あらゆる分野で、自己中心の考え方、人間中心の考え方が大手を振ってまかり通って、自然界の大きな流れに身を任せるという考えは異端視される始末。こうした現代の象徴として、赤ちゃんに覚せい剤を飲ませたり、タバコを吸わせておもしろがったりと言う大人の発生につながっていると思うのです。
簡単に言うならば、自己中心主義が行きわたり、人間性の劣化が進み、面白いとか、お金があって嬉しいとか、楽だとか、直接的感情でしか生きることが出来ない怪物に成り下がってしまったのではないかと思います。あ～～～～あ。
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