江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

テロ集団と武器商人に踊らされないように








中東やアフリカでのテロには反応せず、フランスでのテロには世界を上げて嘆き、憎しみをあらわにし、テロとの戦いの決意をこれでもかと表明する先進諸国の人々。





しかし、その姿は、ある意味、滑稽でもある。





「君たちに憎しみあげない」テロ遺族FB文章に共感の輪


朝日新聞デジタル 1119()2319分配信


 「君たちに憎しみという贈り物はあげない」――。パリ同時多発テロで妻を亡くした仏人ジャーナリストが、テロリストに向けてつづったフェイスブック上の文章に、共感が広がっている。

 パリ在住の仏人映画ジャーナリスト、アントワーヌ・レリスさん(34)が書いた。13日夜にコンサートホール「ルバタクラン」で起きたテロで妻エレンさん(35)を失った。

 「金曜の夜、最愛の人を奪われたが、君たちを憎むつもりはない」という書き出しで始まる文章は、妻の遺体と対面した直後に書いた。

 「君たちの望み通りに怒りで応じることは、君たちと同じ無知に屈したことになる」と憎しみを否定。「君たちの負けだ。(略)幼い息子の幸せで自由な日常が君たちを辱めるだろう。彼の憎しみを勝ち取ることもないのだから」と、1歳半の息子と2人で普段通りに暮らし続けることを宣言している。

 文章は19日現在、フェイスブック上で20万回以上共有され、「あなたの言葉は武力よりも強い」などと多くのメッセージが寄せられている。

 レリスさんは17日、仏ラジオに「文章は、幼い息子を思って書いた。息子には、憎しみを抱かず世界に目を見開いて生きていってほしいから」と語った。(パリ=渡辺志帆)


最終更新:1120()1614






そうなんです。過剰な反応は、彼らを喜ばせるだけなんです。様々な背景を背負った若者の集団であるテロ集団にとって、自らの行為が世界の報道機関で大きく取り上げられることは、この上ない喜びであり、宣伝材料になるんです。





日本人は、規模は小さいが、これと似た経験をしています。





1970年初頭の連合赤軍事件、1980年代のオウム真理教事件。統制も取れていない集団が起こす事件に日本人は右往左往して、大騒ぎするマスコミが彼らの求心力を高めるという時期がありました。あれと同じです。彼らを世界的規模にした組織と考えれば良いでしょう。




幼稚な原理主義者たちは、過激な行動とその反響に喜びを見出して、結束を強め拡大を続けるのです。おそらく組織の中でも、『誰が一番過激なことが出来るか』『神に忠誠を誓えるのは誰か』と言ったリトマス試験紙をメンバーがお互いに付きつけ合い、競い合うように過激になっているのでしょう。




上記のレリスさんのように家族を失って冷静に対応できる人は少ないでしょう。その意味で、この情報発信は素晴らしく、多くの人々の賞賛の的になってしかるべきことと言えると思います。しかも、ズバリと的を射抜いている。「テロには屈しない」と叫びたてる政治家どもとはえらい違いである。





テロ集団では内部で過激な行動で競い合い、一方、いわゆる先進諸国内では「対テロ姿勢の強硬さ」を競い合い、より世界を緊張した状況に追い込んでいる。




こうした先進諸国内の反応には、注意をしなければならないことがあります。それは、本当にテロを恐れ、テロの根絶を願う人々と、そうではない人々がいるということです。




先進諸国の中で、いたずらに危機を煽り、テロ集団と呼応するように世界を緊張のるつぼに叩き込もうとする人々の中には、武器商人とその手先がいるんです。武器商人の手先は、にこやかな顔をしたジャーナリストであったり、大学の教授であったり、人気テレビ番組のキャスターであったり、マスコミのオーナーであったり、当然、武器関連企業の関係者であったり、政治家であったり、いろんな人々がいるんです。




ですから、テロ事件を見るときには、シカリさんのように「どっちもどっちだよ」ぐらいの無関心を装った方が良いんですよ。カッカして良いことはありません。テロ集団と武器商人を喜ばせ、自分の髪の毛が抜けるぐらいなものです。うかつに踊らされないようにしましょうね。踊るのは、素敵な異性とチークダンス(ふる~~)でも・・・・^^;





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