江戸っ子でぃ

長崎県五島市に住む老人が、政治に関する愚痴などを書いています。

大国(フランス)国民の命と、小国(中東各国)国民の命










どのような国の人であっても、理不尽な死を強いられる事態は悲しいことです。しかし、最近、大国と小国では、その命の軽重に差があるのでは、との疑問が出ているというのです。







「なぜパリばかり注目」=アラブ世界に違和感―仏同時テロ


時事通信 1118()1451分配信


 【カイロ時事】13日に起きたパリ同時テロをめぐるニュースが連日、世界で大々的に報じられている。
 一方、アラブ世界では、今回のテロをはるかに上回る犠牲者がシリア内戦などで毎日出ているが、パリほど注目されない。人々の間では「なぜフランスの事件ばかり関心が集まるのか」と違和感が広がっているようだ。
 アラブ世界のイスラム教徒の間でも、129人が犠牲になったパリ同時テロへの関心は高い。市民からは、犯行声明を出した過激派組織「イスラム国」を非難し、突然の凶行で命を落とした人々やその遺族らへの同情の声が聞かれる。
 ただ、その1日前の12日にレバノンの首都ベイルートで起き、40人以上が死亡した連続自爆テロは、あまり各国メディアで報じられていない。クウェート紙アルライは「レバノンの人々は、世界にとってレバノンの犠牲者はパリと同等でなく、忘れ去られたと感じている」と伝えた。
 エジプト紙アルワタンも「アラブ諸国では毎日人々が死傷しているのに、なぜフランスばかりなのか」といったフェイスブック投稿者の違和感を伝えるコメントを掲載。町の喫茶店では「世界は二重基準だ」と不満の声が聞かれたことにも触れ、「強い国は注目され、弱い国は(強い国より)悲惨な事件が起きても目を向けられないものだ」と語る大学教授の見解を紹介した
 フェイスブックでは、プロフィル写真上にフランス国旗を映し出す機能が搭載され、世界中で多くの人がこれを利用している。こうした中、エジプトの著名俳優アデル・イマム氏は「フランスよりレバノンの方が(エジプトに)近い。だから私は連帯を表明する」と述べ、自らの写真にレバノン旗を重ねた。 

最終更新:1118()1557

 





なるほどね~。確かに、中東でのテロについては、あったことは報道しているが、今回のフランスでのテロのような扱いではありませんね。





各国のマスコミは、記者をフランスに派遣して中継するなど、大変な力の入れようだ。これは、どうしたことか。フランスでのテロは大変なことだけど、中東でのテロは仕方がないこと、と皆さんが思っているということでしょうか。




案外、マスコミの皆さんを始め、そのような意識が出来上がっているのかもしれませんね。



これって、差別?まあ、そのような一面もあるかもしれないけど、それより、『平和な国』『身近な国』のはずのフランスでテロが起きたことへの驚きが大きいのではないでしょうか。9・11以降、「テロとの戦い」を声高に叫んでいるにもかかわらず、テロを理解していなかったということでしょうか。





一方では、『誤爆』と言う言葉で誤魔化され、詳しく報道されない『沢山の死』もあります。アメリカなどのいわゆる有志国連合のシリアへの介入は空爆中心。しかも、無人機を使った空爆もある。大量にばらまかれた爆弾の破裂の中で、『誰が』死んでいるのかは確認のしようもない。




フランスでのテロを受けて、フランスやロシアは、早速、シリアへの空爆を強化しました。「イスラム国」への攻撃・・・・・。そこに、確実にイスラム国のメンバーがいるんでしょうか。




人道支援の病院を爆撃しようが、子どもたちが無邪気に遊んでいた学校を攻撃しようが、『誤爆』という一言で片づけられています。




実は、ばらまかれたおびただしい爆弾で命を落とし、傷ついているのは、イスラム国のメンバーの数より、何の罪もない一般市民の方が多いのです。



こんな大量虐殺が問題にされず、フランスでのテロだけ問題視される世界は確かに異常だと思います。



アメリカは、広島や長崎に原子爆弾を落とし大量虐殺を行い、ベトナムでは枯葉剤を投下して大量の市民を虐殺し、アフガニスタンでも、イラクでも、シリアでも大量虐殺を行っています。



しかし、誰もアメリカの行為を非難しない。なぜでしょう?非難しないから、反省もしていません。当然のように『誤爆』を続けるのです。




彼らにとって、命の重さには、明確な違いがあるのです。アメリカの後ろから付いて行って、西洋人と同じ扱いをしてもらえると思うのは、浅はか。アメリカ人の食いかすを投げ与えてもらって、尻尾を振る犬と同じでしょうね。




ここで、大事なのはそのような認識の国があるからと、頭に血を登らせても仕方がないということです。冷静に、「あんたらアホやな~、自分のアホさ加減に気づきなさい」と見守ることが必要です。そして、それはあくまで距離を置いて、くだらない正義感を振りかざしたりせず、思想的・倫理的に発展途上国である西洋の人々を見守ることが必要です。白か黒かでしか判断できない幼稚な彼らを育むには、同調ではなく、見守りアドバイスを続ける姿勢が必要でしょうね。




と言っても、シカリさんは、ついつい頭に来てしまうんですよね。アホな連中と同じレベルで、カッカしてしまうんです。つまり、ワシもアホなんです。皆さんは、冷静に対応してくださいね。







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